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<side k>

今日の撮影ののっちは
かなりかっこいい。
白いシャツにネクタイ。
表情も様になっていて、
さっきからドキドキしぱなっしだ。

目が合うたびに、ちょっとたれ目で
にこって笑ってくれるのが
さらに、ゆかのドキドキを早める。

うわぁ、、やばいな、これ。

どっかに閉じ込めて、
ゆかだけのものにしたくなる。
誰にも触れさせたくない。


撮影が終わり、控え室に戻る途中
欲望に逆らえなくなったあたしは
そっとのっちの腕を掴んで
空いている部屋に誘い込む。

「えっ?なになに?どしたん?」
わけがわからず、あたふたするのっち。
「のっちぃ、今日の衣装、すごくかっこいいね」
腕は掴んだまま、上目遣いで答える。
「あ、うん。ありがとう。のっちもけっこう
 気に入っとるんよね、この衣装」
耳まで真っ赤なのっち。
「こういうのっちはさぁ−」
そう言いながら、腕を首に回す
「誰にも見せたくないんだよね」
そっと口付けを。
「ゆかだけのものにしときたいの」

「えっ、え、っちょ、、、」
焦るのっちに、あたしは
深く深く口付けていく。
「−んぅっ、、はぁ・・」
まだ少し、抵抗を試みるのっちにかまわず
するするとネクタイを外していく。

ネクタイ片手に、唇を離し、のっちを見つめる。
ハの字眉に潤んだ瞳。

反則だよ、そんな瞳。

ぎゅっと抱きしめて、耳元で囁く。
「イイコトしよっか」
耳たぶを甘噛みすると、ぴくっとなるのっち。
「いやぁ・・でも、ここは、、やばくない?」
この期に及んで、この子は
「なんで?鍵もかけてるし、大丈夫だよ?」
最高の笑顔で答える。


<side n>

えぇー、そういう問題?
ていうか、極上の小悪魔スマイル。
こういうときのゆかちゃんは、、、
止められない。

あぁ、もう、いいや。

甘い声に、すでに思考回路が
蕩けはじめてるあたしは、観念することにした。

と、急に視界が暗くなる。

はい?
      • 目隠しされとる?

「・・ゆかちゃん、あの、これは一体・・」
「ネクタイ邪魔だから、結び直したんよ」
「…目に、ですか?」
「うん、目に」
表所は見えないものの、
嬉しそうに微笑む彼女の様子が手に取るようにわかる。

「こういうのもいいんじゃない?」
視覚を遮られたのもあって、さっきより
リアルに響いてくる、ゆかちゃんの甘い声。
「っいや、これは・・」
抵抗するまもなく、体を壁に押し付けられ
唇を重ねられ生暖かい舌が
侵入してきて、のっちのそれを絡めとる。
右手は、いつの間にかボタンを外されてた
シャツの隙間差し入れられて、胸に。
「はぅ・・!」
ゆかちゃんの唇が耳元に移動してきて
「のっち、いつもより感じてるんじゃない」
「ん、なこと、、ない−」
「でも、もうここ、こんななってるよ?」
そう言って、ゆかちゃんは
熱い吐息を織り交ぜて、舌を耳に這わせてくる。
「のっちぃ、もっと素直になりなよ」
「ヤっ——!」
やばい、これはやばい。
体の力が抜けてきて、立ってられんくなってきた。
「ふふ、のっち、ほんと耳よわいよね」
嬉しそうな、ゆかちゃんの甘い声。
耳がよわい、、、てのもあるだろうけど・・・
声だよ!その声!!
ただでさえ、のっちの頭ん中を麻痺させる
その甘い囁きが、視界を遮られてることによって
いつもにも増して、全身に響いてくる。


「はぅ、、はっ———っ!」
ゆかちゃんの手が下に伸びてきた。
「ほら、やっぱいつもより感じてんじゃん」
細く長い指先がのっちの中に入ってくる。
唇はいつの間にか、首筋に降りてきていて
強く吸われる。
−あっ、てか、さすがに跡が残るでしょ、それは・・
でも、のっちの中で動き回る指で与えられる快楽で
もう完全に、思考回路はショートしてる。

「あっ・・んっ——」
だめだ、、もう・・・・
そう思った瞬間
すっと、ネクタイをずらされ
いじわるな、そしてとても愛しい
ゆかちゃんと目が合い
導かれるように、てっぺんまで昇っていった。


<side k>

「うわぁっ」
のっちの体は一気に力が抜けて
ゆかの力だけじゃ支えられなくなって
その場にへたり込んでしまった。

ゆかは、のっちに跨るような体勢に。

やっぱり、イクときののっちの表情は
いつみてもぞくぞくする。
思わず、その瞳を見たくなって
ネクタイをずらしてしまった。
我ながら、いじわるだ。

はぁ、はぁ・・
まだ、息が落ち着かないのっちの頭を
抱えるように抱きしめる。


愛しい、愛しい人。


誰にも、見せたくない。

ゆかだけの、秘密にしておきたいの。


「のっちのそんな表情、誰にも見せちゃダメだよ」


<side n>

−誰にも見せるわけないじゃん。

ゆかちゃんに、抱きしめられながら
ココロの中で呟く。

それにしても
たまに、ゆかちゃんは強引に
のっちを求めてくる。

ま、いいんだけどさ。
むしろ、ほんとに
自分だけものもじゃないかって
幸せを感じられたり・・

うん、求められるのって悪くない。

それより・・
「ゆかちゃん、、、首んとこ、残ってるよね?」
「うん」
うん、て。どうするのさ?
「いつもみたいに、ストール巻いとけば問題ないでしょ?」
そんな、最高の笑顔で言われたら、なんも言えんよ!

はぁ、惚れてる方の負けじゃね。


「さてと、戻ろうっか」
そう言いながら、ゆかちゃんは
のっちのネクタイを締めなおしてくれた。
で、とどめはこれ。
「ね、最後はのっちからキスして」
と上目遣いのおねだり。

一体、どれだけのっちをもてあそんだら
気がすむんだろ、この子悪魔ちゃんは。

逆らえませんよ。
逆らうつもりもないけれど。


そっと、キスをする。


「じゃ、行こうっか」


二人だけの秘密の時間は

今日のところは、ここまで、だね。






最終更新:2008年11月24日 04:59