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SIDEーK

三人で逃げると決めた日はもう目の前に迫っていた。
それに合わせて国中が騒がしくなっていく。

同時にゆかの心の中も騒がしくなっていた。
原因は2つ。
1つは日に日にはっきりとみるあの夢。それはまるで現実のように毎日毎日ゆかの中で繰り返される。その度に目覚めて、夢で良かったって安心して。
2つ目はあ〜ちゃんから聞いたヤスタカが気付いてるかも知れないって話。まさかとは思ってるけど、万が一ってことがあるし…。

とりあえずその日までゆかは普段通り神官の仕事を毎日こなすだけだ。


SIDE-N

あ〜ちゃんの誕生日が近づいてきた。つまりはのっち達が逃げる日も近いってことで。
のっちは儀式中のあ〜ちゃん護衛役に任命された。たぶんあ〜ちゃんかゆかちゃんが仕組んだんだろう。
でもこれで逃げるための準備は整った。護衛役なら前日からあ〜ちゃんの側に居ても怪しまれない。
妙に順調に進む計画に少し戸惑いを覚えるのは、のっちだけなのかな。


SIDE-A

あと少し。
あと少しでその日が来る。
逃げると決めた日からそんなに日は経ってないけど、あ〜ちゃんは物凄く長く感じてる。
疑われた日から後の歌の練習ではヤスタカは何も言って来なくて、安心と同時に余計に不安になった。
やっぱりあ〜ちゃん、ヤスタカ苦手じゃ。ほんまに何考えとるかわからんもん。
今日も明日も、そしてもちろん前日まで練習は続く。
それまでは絶対にバレたら駄目なんよ。


TO BE CONTINUED...






最終更新:2008年11月24日 05:01