A-side
久しぶりのオフ。のんびり家で過ごそうと、どうしてもと聞かないのっちの誘いも断って。
「何なの!?あ〜ちゃん、のっちのこと嫌いになったの?」
ふと八の字眉犬ののっちが思い出されて笑ってしまう。
あ〜ちゃんがのっち嫌いになるなんて有り得んじゃろ。アホのっち。
洗濯物を畳んでいると、見慣れないTシャツが目に入ってきた。
—そういえば、のっちに借りたんだっけ
手に取ったTシャツは、あ〜ちゃんには少し大きくて、とてもシンプル。
なんだかすごく、のっちに会いたくなってきた。
結局家に居っても考えるのはのっちのことばっか。
もうこうなってしまったら止められない。
今何してるんだろうとか、お昼ご飯何食べたんだろうとか。
…なんかあ〜ちゃんが一方的に好きみたいで気に食わんけど。
なんて思いながらものっちにメールを打ってる自分は嫌いじゃない。
のっちの返信も待たずに家を飛び出してしまう自分も。
待っててね、のっち。
N-side
それは昨日のこと。
「オフ…なんて甘い響き!あ〜ちゃんとどこ行こうかな、何しようかなぁ」
てな具合だったのっちの思考回路は、家で過ごしたいというあ〜ちゃんの言葉でショートを起こした。
「何で!?のっち何かした?」
あ〜ちゃん曰く、たまには家でのんびり過ごしたいんじゃって。
そんな訳でさっきからゲームしたり漫画読んだり…でも何か足んないんだよなぁ。
トイレから出て、手を洗ってるとき
洗面台のコップに立てられた二本の歯ブラシが目に入った。
そっか。あ〜ちゃんだ。
あ〜ちゃんが居る時には目に留まらないようなことが、今はとても新鮮に感じる。
しばらくピンクと緑のそれを眺めてたら携帯が鳴った。
聞き慣れたメロディ。
途端に心がパァッと明るくなる。
やっぱあ〜ちゃんはのっちの太陽だよ。
END
最終更新:2008年11月24日 05:17