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<side a>

昨日はほんと
なんだか、目まぐるしい一日だったなぁ・・
てか、やっぱあ〜ちゃん
暴走しすぎた?
感情が前へ走り出すと、、、
コントロール不能の自分、反省。

なんて、考えながら
控え室のドアを開けた。
いつもどおり1番乗りだ。

でもま、ここまできたら
あ〜ちゃんができることって
見守ることくらいだしなぁ。
うん、ごちゃごちゃ考えたって
しゃーないじゃろ。

なんて思っていると、

ドアが開いた。
スタッフさんかな?
と思ったら、

ゆかちゃんだった。


<side k>

「あ〜ちゃん、おはよ」
「おはよー。て、ゆかちゃん早いね」
あ〜ちゃんはほんとに驚いてるみたいだった。
ま、いつもはこんなに早く来ないもんね。
のっちほどじゃないけど、けっこうギリギリだもん。
「あぁ、うん…ちょっとあ〜ちゃんと話そうかなって思って」
「…あ、うん」
「ゆか、、、もうちゃんとしようって思って」
「…ほんと?」
「うん、のっちに自分のキモチ、ちゃんと伝えるよ」
「そっかぁ・・・よかったぁ」

あ〜ちゃんは、ほっとした様子だった。
きっと、昨日のこと、気にしてたんだろうなぁ・・
こういう、あ〜ちゃんの笑顔を見てると
ほんとに、応援してくれてんだなぁって思う。


がんばらなきゃ・・


けど
のっちの前に
あの人、だ。

先にそっちから、けじめをつけなきゃ。

でなきゃ、二人に対して、失礼な気がする。


なんだけど・・・

正直、嫌いになったわけじゃない。
むしろ、愛情はある。
だって、なんやかんやでもう3年近くの付き合いだし・・
もちろん、のっちに対するソレとは、全然違うものだけど・・

こういう場合は、どうすればいいのか…
て、悩んでる自分がいるのも事実。


「あ、そうだ。昨日のことなんだけど・・
 ゆかが、のっちとこに行こうとしてたこと…」
「言わんよ!言うつもりなんてないけぇ!」
「うん、ありがとw」


ま、正直に話すしかないよね。


<side n>

うっわ!
今日も遅刻ぎりぎりだよ。

「おはようございます!」
ばたんとドアを開けると
「おはよう。てかさぁ、
のっちぃ、たまには早くきんさいよ」
あ〜ちゃんのダメだし。
いつものごとく、返す言葉がございません・・

て、あれ?ゆかちゃんがいない。
「あ〜ちゃん、ゆかちゃんまだ来てないの?」
「そんなわけないじゃろ。とっくに来とるわ。
 なんか、飲み物買ってくるとか行って出とる」
「あ、そうなんだ」
ちょうどいいかも。
「あ〜ちゃん、昨日ありがとね」
「…ありがと言われるようなことしてへんじゃろ?」
「いやぁ、よかったよ。あ〜ちゃんが来てくれて」
「ほんまに?」
「うん、おかげで、目が覚めたっていうかさ。
 ちゃんと、ゆかちゃんと向き合おうって思ってさ」
「のっちも!?」
「えっ?のっち“も”って?」
「えっ、いや、、別に・・のっちもようやく
 その気になったんじゃって、さ」
「あ、うん」
なんか、変なあ〜ちゃん。
「でもさ、やっぱすぐには無理かなぁって。
 ちょっとタイミングはかって・・」
「はっ、なんで?タイミングなんて、この期に及んで
 あんたはどんなけヘタレなんじゃ!」
いやいや、、それはちょっとひどくない?
「そりゃ、このままの勢いでって、のっちも思うよ?
 けど、もうすぐ夏休みで授業もなくなったら、
 がんがんに仕事は入っとるじゃろ?大事な時期じゃけ。
 もし、変にごたついて、仕事に支障が出たら、とか
 考えたらさぁ、、落ち着いた頃のほうがいいんかなって」
「・・そりゃ、一理あるかもだけど・・・
 (てか、ごたんつかんだろうけど)
 落ち着くって、、、いつのつもりよ?」
「それは・・・」
「のっち、あんたもうすでに、腰が引けてるんじゃなかろうな?」
「いやいや、それはない!だ、断じてない!」
あ〜ちゃんの眼差しが、、、怖い・・
「まぁさ、ここまできたらあ〜ちゃんがどーこー言うことじゃないけぇ。
 でも、タイミングって言ってたら、逃してしまうものじゃとも思う」
「うぅ・・まぁ・・」

なんてやり取りしてるうちに、ゆかちゃんが戻ってきた。

「あ、のっち、おはよー」
「おはよー」
「相変わらずじゃねぇ。もっと早く来れんの?」
「それ、あ〜ちゃんにも言われた」



いつものように、時間が流れ出す。

けど、昨日までとは、どこか違う。
決意を固めるだけで、こんなに世界って
変わってみえるんだな・・

なんて大袈裟かもしれんけど
目の前にいるゆかちゃんの、最高の笑顔を見ながら
そう思ったんだ。


うん、もう決意は揺るがない。







最終更新:2008年11月24日 05:30