SIDE-N
ヤスタカがポケットから取り出したのは銃だった。
「あ〜ちゃん、危ないっ!!」
のっちは何が何でもあ〜ちゃんを守らなきゃいけない。
あ〜ちゃんの前に身体を突き出すと、左胸に鈍い痛みと衝撃が全身に響いた。
走馬灯の様に昔から今までの思い出が蘇る。
人見知りなのっちに積極的に話し掛けてくれたあ〜ちゃん。あ〜ちゃんに紹介されて出会ったゆかちゃん。
いきなり二人きりにされてお互い気まずい感じになったこともあった。その後すぐに息投合したんだけど。
三人で過ごした日々はのっちの宝もの。
凄くキラキラして大切な宝もの。
あ〜ちゃんもゆかちゃんも。
絶対失いたくない。
でも、もう…。
気のせいかな。あ〜ちゃんの歌声が聞こえる。
のっちの好きなあの歌声。
優しく誰かに抱きしめられている気がするよ。
TO BE CONTINUED...
最終更新:2008年11月29日 01:33