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<side k>

のっちときちんと付き合いだし
ゆかはブレーキが壊れたように
さらにどんどん
のっちのことが好きになっていった。

と同時に、ヤキモチ度もレベルアップ。
はぁ、、我ながら呆れるくらいだ・・

今日もいつものごとく
あ〜ちゃんに、泣きつく。
いや、まくし立てる?
あ〜ちゃんに言っても、仕方ないのに・・


でもこうやって、あ〜ちゃんに
話聞いてもらうとさ
なんだか、落ち着くんよね。

今だって
「どう考えても、のっちにはゆかちゃんしか見えとらん!
 浮気心なんて、微塵もないのは明らかじゃ!」

うん、あ〜ちゃんが言うなら、間違いない、、、


別に、のっちのこと信じてないわけじゃないんだけど、ほんと。。
ちゃんと愛されてるってわかっとるよ。
なのに・・
なんでなんかな?自分でもようわからん・・
このままじゃ、いつか愛想を尽かされちゃうかも・・・

「はぁ・・・こんなことばっか言ってたら
 のっちに嫌われちゃうかなぁ・・・」
独り言のように呟く。

「…そりゃ、大丈夫じゃ。さっきも言ったけど
 のっちにはゆかちゃんだけじゃ。
 たぶん、ヤキモチも可愛いとか思っとるんじゃない?」
「・・ヤキモチなんて可愛くないじゃろ?」
「う〜ん、てか、のっちがゆかちゃんのことを
 嫌うことなんてありえんよ」

答えになってんだかどうかわからない
あ〜ちゃんの答えに
あたしは思わず笑ってしまった。


そして

たぶん、ゆかとのっちの幸せには
あ〜ちゃんが不可欠なんだろうなぁ
なんて、思ったんだ。


<side a>

ある日、二人が現場に
幸せオーラ全開で現れてから数ヶ月。

まず何より、意外だったのは
ゆかちゃんのヤキモチやきっぷり、だ。

のっちは
あれはあれで、かなりモテる。
本人に自覚は、全くないが。。。
かつ、なんの考えもなく
誰々さんが、
「かっこいい」だの「かわいい」だの
言うから今日も、、、

「あ〜ちゃん!どう思う!
 ちょっと無神経じゃと思わん!
 なんであんなに、へらへらしとるん!」
と、ゆかちゃんはご立腹。

まぁ、キモチはわからんでもないけどさぁ。

「まぁ、あのへらへらっぷりは、なおらんじゃろ。
 天然モノじゃけぇね」
「…やっぱ、あ〜ちゃんもそう思う?」
ちょっと、半泣きのゆかちゃん。
やれやれ・・
「うん。でも、心配いらんじゃろ」
「えっ?」
「どう考えても、のっちにはゆかちゃんしか見えとらん!
 浮気心なんて、微塵もないのは明らかじゃ!」

そう言うと、ゆかちゃんの表情は一変。
「そうかなぁ。あ〜ちゃんがそう言ってくれると安心できる」
と、それは嬉しそうな、にこにこ顔に。


てかさ・・・ゆかちゃん?

天然小悪魔のあなたと付き合ってるのっちの方が
数倍苦労してると、あ〜ちゃんは思うんじゃけど。


ゆかちゃんの、無自覚小悪魔っぷりは
番組の共演者やスタッフを
ものすごい勢いで、翻弄しとるわけで。

そんなときの、のっちの
凹み具合と、慌て具合といったら、もう・・・

この前も、あ〜ちゃんに泣きついてきたんじゃよ?


てか、きっとこの二人
この先も、自分のモテっぷりには気付かずに
お互いに、はらはらしながら
仲良くやっていくんだろなぁ。


<side n>

めでたく、ゆかちゃんと
ほんとの恋人同士になってから
そりゃぁもう、幸せなんじゃけど、
苦労も増えた。

それまで、気にしないようにできてたことが
そうはいかなくなってきた。

あれですよ。
あの小悪魔っぷり、ですよ。

「あ〜ちゃん…さっきのスタッフ
 絶対、ゆかちゃんのこと好きだよね」
「あぁ・・・・・たぶん」
「はぁ、、、ゆかちゃんが、あんな態度とるからじゃ・・
あの小悪魔さん、もうちょっとなんとかならんのかなぁ」
「ならんじゃろ」
うぐっ。あ〜ちゃん、それはきっぱり言いすぎ。
のっち、さらに凹むって。
「もうこれは、ゆかちゃんに惚れたのっちへの試練じゃね」
「あぁ・・・うぅ・・・」

はぁ、惚れた方の負け、とは
よく言うたもんじゃ・・

「…てかさぁ・・・」
「ん?」
「ゆかちゃんって意外と、ヤキモチやきじゃねぇ」
「あぁ、、、そじゃね」
「そういうのは、全然気にならんの?」
「えっ?なにが?・・・あぁ、重くないの、てこと?」
「・・・いやぁ、、、まぁ」
「はは、全然〜w」
て答えると
「のっち、にやにやしてキモイ」
とばっさり。

あ〜ちゃん、ひどい・・
呆れたような目してるしさ・・・

「いやぁ、だってさ、ヤキモチやいてくれるって
それだけのっちのこと好きだってことじゃん?
んなこと、今までなかったしさぁ
 それって単純に、やっぱ嬉しいよ〜」

こんなこと言ったら
さらにバカにされるかなぁって思った。

けど

あ〜ちゃんの目はふと、やさしくなって

「こんなにのっちに想われとるゆかちゃんは幸せモノだね」

そう言ってくれた。

−そっかな?・・そうだといいなぁ。。


それにしても
あ〜ちゃんとこういう話ができるようになるなんて、ね。
なんだか、不思議だ。
あの頃の自分には考えれられなかったよ。

互いに愛する人がいて
それでも、変わらず
あ〜ちゃんの傍におれるなんて。

恋心ではない。
けど
大切な人。


きっとこうやって
互いに支えあっていくんだろうね。

そう
これくらいが
ちょうどいいんだ、きっと。









最終更新:2008年12月10日 05:51