さっきからのっちがゆかちゃんの周りをウロウロしとる。
しきりに衣装をチェックしとるみたいじゃけど、なんか目がアヤシイ…。
「なに?ゆかの衣装に何かついとるん?」
「いや…」
「じゃあなんなん」
ゆかちゃんの背後に回ったのっちが手を伸ばした、と思ったら。
ペロン。
「へ…?」
「これさぁ…やっぱりどう見てもパンチラじゃろ…」
そういえば。ゆかちゃんのは後ろにスリットが入っとったんだっけ。
ていうかのっち、スカートめくって…あんたは小学生の男子か。
「しょうがないじゃろ。だってこういう衣装だし…」
「でもさぁ〜…」
納得いかないみたいに唸るのっちを尻目に、ゆかちゃんはお化粧をチェック中。
「これはテレビ用じゃけ。…のっちには、ちゃんと見せとるじゃろ」
口紅をそっと拭ったゆかちゃんがポツリと呟いた。
鏡越しに様子を窺うと、チークも敵わないくらい頬を染めたゆかちゃんがいた。
「え、今なんか言った?」
「なーんも言うとらん。…あ〜ちゃん、今日も頑張ろ!」
ポカンと口を開いたままののっちとあ〜ちゃんの手を引くゆかちゃん。
まったく、この二人とおったら飽きんわ…。
END
最終更新:2008年12月21日 04:14