N『……で?』
K『何?』
視線を落としたゆかちゃんはいたって普通に、
K『あぁ…。すごいカッコしてるね。』
だってさ。
N『ちょっとゆかちゃん?!誰のせいなんよっ。』
まさかゆかちゃんが私を好きでいてくれたなんて…。
嬉しすぎてもうなんでも良くなる。
K『責任取ってちゃんと最後までしていい?』
N『……お願いします。』
K『お願いします?!』
吹き出したゆかちゃんに顔が真っ赤になるのが分かった。
N『ちょっと!笑わんでよっ。』
しばらく笑いが止まらないゆかちゃんに恥ずかしさが溢れ出す。
N『わ、笑いすぎっ。』
K『だってっ。』
息も絶え絶えに大笑いしてるゆかちゃん…。
あぁ、よかった。
また前みたいに笑い合えるんだ。
幸せすぎて夢みたいだ。
なんてぼんやり思ってたらゆかちゃんにほっぺたをつねられた。
N『い、いひゃいよ?!』
K『あ、痛かった??じゃあ夢じゃないんじゃね。』
そう言いながら微笑む貴女。
N『ちょっ、なんでのっちの頬っぺたつねるんよっ!?自分のでして、っん。』
抗議の言葉は簡単にキスで打ち消される。
少し深い口づけに私は抵抗出来なくなる。
N『んん……っ。』
もっと…、そう思った瞬間唇は離された。
物足りなさを感じながらされるがままの私に微笑むゆかちゃん。
K『大好き。』
そう小さく呟き再びキスを私に。
あぁもう敵わないよきみには。翻弄されっぱなしだ。
遠くなり行く意識の中私は幸せを噛み締めていた。
のっちもあたしと同じ想いでいてくれたなんて…。
幸せな気持ちで一杯で恥ずかしささえ覚える。
ベッドの中手を繋ぎ向かい合うあたし達。
いつも背中合わせで寝ていたあの頃が嘘みたいで、たったこれだけの事でも泣きそうになるくらい幸せで。
K『ひどい事してごめんね…。痛かったでしょ?』
N『ん〜……。心の方がね。』
苦笑いをするのっちに胸が痛む。
N『でも、ゆかちゃんも痛かったんだもんね。』
そう言いながらあたしの胸に手をやる。
置かれたのっちの手に自分の手を重ねてみる。
K『ゆかでいいの?』
N『ゆかちゃんじゃなきゃブン殴ってます。』
K『ごめんなさい…。』
ホントごめんねのっち。
N『もういいじゃん。お互い様って事で。』
そう言ってあっけらかんと笑って見せるあなた。
あなたの強さにずっと憧れてた。
あなたと心から交われた今、あたしも少しは強くなれたかな。
あなたのように白くなれたかな……。
K『ねぇ…。』
N『ん?』
優しく微笑むのっち。
K『もっかいしていい…?』
N『……は、恥ずかしいから聞かんでよっ。』
言いながらあたしに擦り寄るのっちが可愛すぎて止まらなくなる。
K『のっち……、可愛すぎ。』
N『うぅっ。恥ずかしい……。』
K『ごめん、一回じゃ治まらんかも…。』
N『えぇっ?!もう…。』
彼女が恥ずかしがる姿が愛しくてたまらない。
何度求めても足りない欲張りなあたしに全てを委ねてくれるあなた。
N『大好き。へへっ。』
子供みたいに無邪気に笑うあなたの大人の顔を見れるのはあたしだけ。
K『ゆかも大好き……。』
深い口づけと共に夜はふけていく。
(完)
最終更新:2008年12月23日 01:42