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「のっち、のっちってば!」
「…ん〜?」


さっきから呼んでるのに
気の抜けた返事ばかり

ベッドに腰かけて漫画ばっか読みよるよ


別に何かようがあるわけじゃないけど
せっかく2人でいれるんだしさ、
やっぱ…うん


「のっちぃ…」


のっちの肩に顔を置く
細い腰に腕を回して、
後ろからぎゅうっとしてみる


「何…読んでんの?」
「…ONE PIECE」
そっけなく答えるのっちに

「ねぇ…」
ちゅっと頬にキスを落とす


いつもならこれで一発だ
顔を真っ赤にしたのっちが見れる
…はずだったんじゃけど


「今そんな気分じゃないけぇ…」
そう言ってあたしを押しのける愛しい人に

思わず涙がこぼれそうになる


あたしより漫画が大事なん…


なんか、めっちゃ腹立つんですけど…!


「あっ!!」


のっちの手から漫画を抜き去って、ぽいっと
…投げた


「のっちのワンピっ!!ん、」

こんどは真正面からのっちに抱き着き
その勢いでベットに押し倒す

「ちょっ…あ〜ちゃん、痛いよ。離して」
「…やだっ」

ぎゅっとしがみついて離さない
絶対、離さんもんっ


「あ〜ちゃーん…」
困ったようなのっちの声に
心がきゅっと縮む


「…のっちは、あ〜ちゃんとナミと、どっちが大事なん?」

少し体を浮かせて、目をみつめて聞いた


のっちはその大きな瞳をキョロキョロさせたかと思うと、
下を向いたまま停止


「…」


何考えとるん
そこは即答であ〜ちゃんじゃろ!


「今はナミかな」
「のっちのアホ…」
「ん、…」


ただ唇を押し付けるようなキス
少し乱暴に奪う


唇から耳元に移し今度はそっとキスをする

「あ〜ちゃんは…のっちしか好きじゃないのに…?」

そう呟くと、痛いくらいに抱きしめられた


「ん、のっち…」
「あ〜ちゃん可愛い」

さっきとは違う空気を放つのっちに少し戸惑う

「ね、…もっかいキスしてよ」

その言葉に、
かぁっと顔が赤くなるのがわかった


「…やだ」
「して」


有無を言わさない強い言葉
逆らえるはずがない


ちゅっと、軽いキスを落とすと
のっちの右手があたしの頭に回った


そのまま舌が入ってきて
口の中がのっちでいっぱいになる


「はぁ、ん、…ふ、」


先に声が漏れたのはあたしだった

その声を合図にのっちは
右手の力を弱める


「ヤキモチ、可愛いね」
「…ばか」


大好きだよ、ばかのっち


また頭を引き寄せられて再開されるキスに
心は満たされていったのでした






最終更新:2009年01月24日 21:34