※微er
「あ~ちゃん、のっちもう帰るけぇ…」
沈黙…
「…あ~ちゃん!」
また沈黙。
イライラしとるあ~ちゃんは、さっきから一言も喋らん。
「あ~ちゃん、何で話さんのね!?」
思わず出た大きな声
のっちだって限界があるんよ!
「…のっち」
「へ!?」
「来て」
びっくりするような力で腕を引かれた
辺りは不思議な静けさを持った空気
あ~ちゃんの噛み付くような声だけが響く
「…誰にも取られとうないんよ……」
「……え?」
トン、と真っ直ぐあ~ちゃんのキスが落ちる
鼻先がぶつかっとるよ、へんなの。
でも、下から見上げるあ~ちゃんの瞳
……こぼれそうな位、綺麗じゃね
ああ…そんな目をして見つめんで
もう……抵抗なんて出来ん
今だけ、のっちのこと連れてって
「…王子気取っとるくせに」
あ~ちゃんのplastic smile
…なにか外れた
のっちに触れるあ~ちゃんの手は優しくて、少し焦れったい
「…んっ…は……あ」
少しだけ開けた口から漏れる声は甘くて誰かさんみたいじゃね
繋いだ右手、一瞬だけ強く。……一層、甘く
「…あ~ちゃん」
「何よ」
「…のっちはもう、あ~ちゃんに取られてるけぇ……」
「…知っとる」
怖い位、眩しいよ
あ~ちゃんのplastic smile
end
最終更新:2008年10月10日 14:00