のっちです。おはようございます。
朝、起きたら犬になってました。
広島にいた頃に飼っていた愛犬、パルにそっくりなミニチュアダックスです。
・・・・・・ってゆうか、ありえない!
だけど何回鏡を見てもそこに映るのはいつもの自分自身でなくパルみたいな犬。
試しに右手を挙げてみれば、鏡の中の犬も手(というか前足?)を挙げる。
そして左手を挙げてみれば(ry
ちなみに尻尾も振ってみた。
もちろん鏡の中の犬も尻尾を振る。
やっぱり、これってのっちが犬になっちゃったってこと??
そりゃ、「のっちって犬っぽいよねー」とか言われることもあるけど、
実際になっちゃうってどうなんよ??
あ、でもなんか尻尾動かすの楽しいかもー。
って、そうじゃなくて。。
とりあえず、犬になってしまったという現実を受け止めることにして
(というか無理にでも言い聞かせるしかないよね、うん。。)
これからどうすればいいんよ?
部屋の中を4本足でぐるぐる歩き回る。
物がそこら中に散乱してて、わが部屋ながらとても危険。
・・・・!!
ひらいめた。
やっぱ、のっちはやるときゃやーる!!
そう、こんな時は、、
あ〜ちゃんに相談じゃ♪
ゆかちゃんとお買い物に行った帰り道。
家の前に着くと、門の前に犬がいた。
茶色い毛並みの犬。
ちょこんと座って、あ〜ちゃんちの玄関をじっと見ている。
「あ〜ちゃん、犬おるよ」
「ほんまじゃ〜」
迷い犬かな?なんて近づいてみると
くるっとこっちを向いた犬が私たちを見上げた。
大きな目でこっちを見つめながら尻尾を振って近づいてくる。
「あ〜ちゃぁん!」
「「しゃ、しゃべったあ?!」」
*****
喋った犬を抱えて慌てて家に入った。
人に見られたらいけないような気がしたから。
なんとなくじゃけど。。
そして、どうやらこの犬はのっちらしい。
言われて見れば、目の上あたりとか八の字眉毛に見えないこともないような?
垂れた耳も情けなくてのっちっぽいような?
それより何より本人(?)がのっちだと言い張ってる。
「だから、起きたらこの姿になってたけぇ。
どうしようかと思って、とりあえずあ〜ちゃんとこに来たんよ」
「アンタ、何したら犬になんかなるんよ・・・」
ソファーに座って頭を抱えるゆかちゃんと私。
のっちだけが私の膝の上でなぜかリラックスしている。
「というか、本当にのっちなんじゃろうか?」
ゆかちゃんがぼそりと呟いたもっともらしい疑問に膝の上の犬を見る。
なにやら前足でひっかくような仕草をしている。
くすぐったい。
「・・・あ〜ちゃんのふぉともも」
寒気が走った。
思わず突き放そうとした瞬間、ゆかちゃんが犬のっちを抱え上げた。
「この噛み具合、変態具合は紛れも無くのっちじゃ」
「ゆかちゃーん・・・それは酷いよぉ・・・」
そう嘆く犬はやはり、姿かたちを除けば紛れも無くいつもののっちだ。
のっちが犬になった。
さっきの変態発言を聞く限り本物だと思われる。
「とりあえず、どうしたら元に戻れるのかを考えんと・・・」
のっちを床に置いて、あ〜ちゃんに向き合った。
あ〜ちゃんの膝の上に戻すなんて危険すぎてできない。
ちょっと拗ねた顔の犬のっち。
犬になってもいじりがいはあるみたい。
「でも原因も分からんのじゃろ?」
「のっち、本当に何も身に覚えはないん?」
二人で犬のっちの顔を見る。
のっちは首を横に振る。
垂れた耳がブンブン揺れておもしろい。
「あ、でも夢を見たんよ。三人で公園で遊んどるんじゃけど、のっちは犬で。
変な夢じゃなぁーと思って、起きたら犬になっとった」
手がかりがこれだけじゃねぇ・・・。
あ〜ちゃんと顔を見合わせる。
ため息。
「ってゆうか、なんでのっちはそんな呑気なん?」
「いやぁ、なんかもう開き直るしかないってゆうか」
再びため息。
****
とりあえず、今の姿じゃまともに生活もできないということで
のっちはあ〜ちゃんに飼われることになった。
「あ〜ちゃん、いいの?!」
「しょうがないじゃろ。こんなのっち、ほっとけんよ」
それを聞いてのっちは目をキラッキラさせて尻尾を大きく振る。
元々分かりやすい子じゃけど、犬になって更に分かりやすくなったみたい。
そしてゆかはその間に元に戻る方法を探すことに。
はぁ、この先どうなるんじゃろうね?
肝心ののっちはまだ嬉しそうに尻尾を振り続けていた。
つづく?
最終更新:2009年01月28日 20:56