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こないだゆかちゃんに相談に乗ってもらった件だけど。
ついに今日決行しちゃうけんね!


今日は午前中にラジオの収録を済ませば、午後から仕事の予定はない。
作戦を決行する絶好のチャンスというわけだ。


はぁぁ〜…なんか昨日は興奮してあんまり寝れんかったよ。
今日も朝からずっとドキドキしとる…。
こんなんでちゃんとラジオ喋れるか不安じゃわ。
え?いつもちゃんと喋れてないじゃんって?
それは言わなかったらわからんかったんじゃな〜い?


ラジオの収録も無事終わり(のっちだってやれば出来る子なんよ!)、皆それぞれの帰路に着こうとしてる時。

ひゃ〜、い、いよいよじゃね。
あの"作戦"で本当に大丈夫かな?
あ〜ちゃん、のっちにデレッデレになってくれるかな?

「のっち」
自分を呼ぶ声に振り返るとそこにはゆかちゃんが立っていた。
「今日やるんじゃろ?あ〜ちゃんデレデレ作戦。上手くいくと良いね」
そうだ、のっちにはゆかちゃんという心強い味方がいるんだった。

「うん、今日はよろしくお願いします」
「はいはい、わかっとるって」
ゆかちゃんは面倒くさそうに手をヒラヒラとさせてみせた。


「2人ともこの後どうするん?」
あ〜ちゃんが聞いてきた。
ふふ、この質問を待ってたんよ!

「って聞いても、どうせのっちは家でゲームかDVDでも観るんじゃろうけど」
「き、今日は違うよ!」
「はい、噛んだぁw」
あ〜ちゃん酷っ。
そうやって決め付けるんはよくないんよ?
…まぁ否定出来んとこがなんとも悲しいけども。
しっかしあ〜ちゃん、今日も素敵にツンツンじゃぁ。
でもそんな態度も今日で終止符を打たれるんよ。
覚悟は良い?あ〜ちゃん??
…なんちゃってw

「この後は用事があるけぇ、忙しいんよ」
のっちは高ぶる感情を抑え、努めて落ち着いた口調で言った。

「忙しいって…じゃけぇ、ゲームするからじゃろ?w」
「ちがぁぁうよぉ〜」
あ〜ちゃんの言葉にゆかちゃんがプッと吹き出した。
ゆかちゃんまで…ていうかゆかちゃんはのっちの味方じゃろ!?

ゆかちゃんの方をじっと見ながら訴えかけると、舌をペロッと出して軽くゴメンナサイのポーズを取っている。
あぁ、相変わらず小悪魔で可愛いなぁ〜…ってそうじゃなくて!
のっちはあ〜ちゃん一筋なんよ、うん。
今のは一時の気の迷いであって浮気でもなんでもないんよ、うんうん。


「まぁアホのっちは置いといて。ゆかちゃんはなんか用事あるん?」
「あ〜…ゆかは、」
ゆかちゃんがチラッとこちらを見た。
わかっとるよ、いよいよじゃね。

(冷たくあしらうように)
急に中田さんの言葉を思い出す。
冷たくあしらうように…冷たくあしらうようにっと。

よし、のっちはやるよ!!


のっちはゆかちゃんの腕を捕ってグイッと引き寄せたかと思うと、ギュッと抱きしめた。
(あ、いい匂いする…)
ゆかちゃんの細い身体から放たれる女の子独特の甘い匂いにクラクラしてしまう。
…はっ!
いやいや、今はそんな変態じみたこと考えてる場合じゃないんだった!

あ〜ちゃんは何が起きたのかわからないといった感じで、目をパチクリさせながらこちらを見ている。


のっちはあ〜ちゃんの方を見もしないで、冷たく言い放つ。
「ゆかちゃんはこれからのっちと約束あるけぇ、暇じゃないんよ」


その場の空気が一瞬にして凍り付いたのを、のっちだけが気付けないでいた。






最終更新:2009年02月12日 13:56