—ガタン、ゴトン
電車から見る景色はいつも変わらない。
今日も学校か…
通学中の電車は少し嫌い。
でも1つだけ楽しみなことがある。
ほら、今日も乗ってきた。
その子はいつもの駅で、きまって同じ場所から乗ってくる。
その子はなんていう名前なのか、どこの高校なのか、どういう子なのかわからない。
でも私は初めてその子を見た瞬間、その子のことが好きになってしまった。
つまり一目ぼれ。
なんだろう…なんか他の人と違う感じがした。
最初は見てるだけでもよかった。
でも毎日その子に会うたび彼女がどういう子なのか、気になりはじめた。
話しかけられる勇気が私にあればなぁ…
ただでさえ人見知りな私にそんなことが簡単にできるわけがなかった。
その子はいつも私より先に電車から降りていく。
今日も話しかけられなかった…
毎日そんな後悔ばかり。
これだけ人を好きになったのは初めてだ。寝ても覚めてもあの子ことばかり考えてる。
「よしっ!」
今日こそ話しかける。
家を出る前に気合いをいれた。
やばっ、こんな時間だ。
私は急いで最寄り駅に向かった。
いつもの時間に電車がくる。私はいつもの場所から乗る。
ドアが閉まる。
—ガタン、ゴトン
どうしよう…
心臓がありえないくらい暴れている。
うまく話しかけるだろうか。いろいろ考えていたらその子がいる駅に着いてしまった。
ドアが開く。
今日もその子は同じところから乗ってきた。
—ドクンッ ドクンッ
正直こわい…
すごいこわい。
でも、前に進まなきゃ何も変わらない。
私は勇気をだしてその子に近づいた。
つづく…
と思います
最終更新:2009年02月12日 14:23