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どうも。のっち改め、のち犬です。

ゆかちゃんには呑気だと言われちゃったけど、
実はそんなに深刻に考えてなかったりする。

だってさぁ、あ〜ちゃんに飼ってもらえるなんて・・・!!
不幸中の幸い?いや、むしろ怪我の功名?
あれ?なんか違う気がするけど。。

でもずっと一緒にいれるってことでしょ?
それってあ〜ちゃんのあんな姿から、
こんな姿まで見れるかも知れないってことで。。

おっと、涎が。。
あぶないあぶない。

そうとなれば、むしろもう犬生活を満喫しちゃえよって、
のっちの中の小悪魔が囁くのれす!


*****


「ねぇねぇ、あ〜ちゃん」

ゆかちゃんが帰ってからあ〜ちゃんはごそごそとクローゼットや押入れの中を探っている。

「何しとるん?」

あ〜ちゃんの足元に擦り寄る。
そこでちょっと気づいてしまった。

今、のち犬はあ〜ちゃんの足元にいます。
あ〜ちゃんは可愛らしいワンピースを着ています。

『いま、上を見上げればあ〜ちゃんのぱん(ry』

小悪魔、いや、悪魔の囁き。
いやいやいやいやいや。
見たい。見たいけどもっ!

「あ、あった!」

何かを見つけたらしいあ〜ちゃんが背伸びをした。
ふわっと揺れるワンピースの裾。


反射的に見上げた視界に入ってきたのは、真っ黒な・・・?


「・・・っへ?」
「も〜、そんなとこおるからに」

明るさが戻ったと思ったら、ダンボール箱を抱えているあ〜ちゃんの姿。

そうか、さっきはあのダンボールが上から降って被さって。。
ああ、あとちょっとであ〜ちゃんの・・・・。

「あんな足元におるけぇ、踏ん付けてしまうよ?」

むしろあ〜ちゃんにならそれも本望(ry



「のっち、ちょっと入ってみんさい」

あ〜ちゃんはさっきのダンボールの底に毛布を敷いてをポンポンと叩く。
言われるがままにダンボールの中に入る。

おおー。なかなか居心地いいかも。
これくらいの大きさなら横になってもあんまり狭くは・・・・・・ん?あれ?

「うん、大きさはちょうどみたいじゃね」
「あ、あの、あ〜ちゃん?これ、もしかして・・・」
「のっちのベッドじゃ。毛布もあるけぇ、感謝しんさい」

ええー!
ダンボールってなんかそのまま捨てられそうなんですけど。
っていうか、できれば、のっちは、、

「あ〜ちゃんと一緒に寝t「のっち、約束は忘れとらんよね?」
「あ…」


*****


そう、三人で決めたあ〜ちゃんちにお世話になる間の約束事。


1.のっちが犬になったことは三人の秘密
2.あ〜ちゃんとゆかちゃんの前以外では喋らないこと
3.あ〜ちゃんのベッドに潜り込まないこと


ゆかちゃんは特に3について念を押して帰って行った。

そりゃ、いくらのっちだってあ〜ちゃんのベッドに潜り込もうなんて・・・。
うん、ちょっと妄想?期待?はしてたけど。。


「守らなかったらどうなるか分かっとるよね、のっち?」


最高の甘い笑顔なのに、真っ黒なゆかちゃんのオーラ。

野生の勘って言ってもいいんですか?
全身の毛が逆立って震えが止まりませんでした。

なんか思い出したらまた冷や汗が。。


だけど、別にイベントはまだまだあるもんね!
のち犬はそう簡単に負けまないのれす!

そう、例えばあ〜ちゃんの生着替えとかお風呂とか。

・・・・おっと、また涎が。。


*****


「そろそろあ〜ちゃん、お風呂入ってくるけぇ」

キタキタ!
のっちもお供しまーすw

ワクワクしながらダンボールから這い出ようとした瞬間、
不自然な揺れと、浮遊感。

「っわわ・・・」

何事かと思いきや、ダンボールごとあ〜ちゃんに持ち上げられていた。

そして、ガラガラ〜と開かれたのはベランダの戸。
再び、降ろされたのは冷たいベランダで。

「のっちはここで大人しくしとるんよ?」
「え、えっと。。あ、あ〜ちゃん・・・・?」

「ゆかちゃんに言われたんよ。
お風呂の間はのっちはベランダに出しといたほうがええよって」

ガラガラ〜ビシャンとドアの閉まる音。
カシャンと、無常に響いた音は鍵まで閉められた証拠。


恐るべし、本家小悪魔。
離れていても鉄壁のディフェンス?


軽い足取りで部屋を出て行くあ〜ちゃんの鼻歌がわずかに聞こえて消えた。


犬生活もそう甘くはないみたいです。。


  • 続く-




最終更新:2009年02月12日 14:37