放課後。
あたしは写真部の部室の中にある暗室で、文化祭で出展する作品を現像してる作業中。
もうかれこれ1時間半はひとりで篭って、集中してやってたから疲れちゃった。
ちょっと休憩しようと思って、財布を持ち暗室を出る。
ノドが乾いたから自販機でお茶でも買おう。
自販機置き場に行ったら、のっちと遭遇した。
「あっ樫野さん。どうしたんですか?」
「どうしたんですか?って、見てわからんの?お茶を買いにきたんですけど!」
財布を見せて、ちょっと強めの口調で答える。
あたしはのっちを見ると、どうしてもイジめたくなる衝動にかられる。
「あぁ、先生が聞きたかったのは、『放課後なのにまだ学校にいてどうしたんですか?』の、どうしたんですか?だったんですけろ」
「・・・あんったねぇ・・・。部活で残ってるんですけど!てか、のっち顧問でしょ!?」
そう、のっちは写真部の顧問。顧問って言っても名ばかり。だから、ほっとんど部室に現れることはない。
のっちが写真部の顧問でよかったのはひとつだけ。
それはのっちファンの生徒たちがこぞって入部したこと。
って言っても、のっち本人もほとんど参加しないから、その子達もほぼ幽霊部員。
でも幽霊部員でも部員の頭数に入るから、人数が足りなくて部が消滅したりしないし、なにより人数が多いと部費が多く貰える利点がある。
そういう点だけでみると、のっちも人の役に立ってんだと思う。
「あっ・・・そうだったんれすか・・・。」
シュンとするのっち。
「・・・もうしっかりしてよね。名ばかりでも顧問なんだから」
「はい。すいません・・・」
これじゃ、どっちが先生と生徒だかわからんわ・・・。
ほんと、なんでこんなんが人気あるんじゃろ。
顔が整ってるのは認めるけど、あたしには理解できん。
まー、たしかに見た目と中身のギャップにはおもしろいと思うけど・・・。
あーあ、のっちのこと考えてて時間を使うなんて、そんなもったいないことするのやーめた。
「じゃあね。あたし忙しいから」
そう言ってのっちと別れた。
暗室に戻ったのはいいけど、なーんかやる気なくなっちゃった。
これものっちのせいじゃな。
気分転換に部室に置いてある漫画を読もう。
部室の本棚には、OGの人が置いていった漫画が沢山あってその中の一冊を適当に選んだ。
無意識に選んだのはなんとレディースコミックだった!
なんでこんなエッチな漫画が高校の部室にあるん!?
誰が置いてったのよぉぉ。せんぱーい〜。
でも正直エッチなことに好奇心があるのは確か・・・。
だって17歳だもん。てへ。
ここ部室だし、あたしひとりだし、誰もいないからいいよね?
あたしは、好奇心に任せてコミックを読み始めた。
そのコミックの内容は過激で、男女の絡みはもちろん、女同士の絡みも生々しく描写されてた。
「うわっ、ベロチューじゃ。」
「えぇぇ!!女同士はこうやるん?し、知らんかったわ〜」
「きゃー!なんなんこれ、なんなんこれ、こんなことすんの!?」
あたしはひとりで興奮して、独り言ばかりつぶやいてた。
「・・・野さん。樫野さん?」
!!??
突然誰かに呼ばれた!!
あたしはビックリしてコミックを机の中にしまい、立ち上がって声がした方向を振り返る。
あたしを呼んだのは、のっちだった。
「樫野さん。もう7時ですよ?はよ、帰らんとおうちの人心配するけぇ」
コミックに集中するあまり、外が暗くなるのに気付かなかった。
「・・・あっあぁ」
あたしはあまりにも急なことだったのでうまく返事が出来なかった。
「あれ?顔赤いですよ。どうした?熱でもあるん?」
のっちが近寄ってきて、あたしのおでこに右手をあてた。
「んー、熱はないみたいじゃ」
のっちが近い。
「あっ、暗室が暑かったからじゃないかな・・・」
誤魔化す。
「んー、そっか」
のっちと目が合う。
「さ、帰る準備しましょ。もう校舎には先生と樫野さんしかいないですよw」
今、学校にはのっちとゆかだけ?ふたりっきり?
のっちのその言葉があたしの好奇心のスイッチを押した。
ギュッとのっちに抱きついた。
「えっ!?ちょっ、か、樫野さん!?」
当然驚いたのっちはあたしが腰に回した腕を両手で握り、剥がそうとする。
「・・・のっちぃぃぃ。ゆかのことぉ、どう思ってるぅ?」
あたしが出せる最上級の甘い声と上目遣いを使って、のっちを攻撃。
「えっ、えぇえぇー。ど、ど、どう思ってるって、、、」
快心の一撃が効いたのか、今度はのっちの顔が真っ赤になってさらに噛み度が増した。
「ゆかはぁ、のっちのこと、、、しゅき。のっちは、ゆかのことぉ、すき?」
別にのっちのことは『そういう』好きじゃないけど、反応がおもしろいから言ってみた。
「えぇぇぇ!やっ、、、か、か、樫野さんのことは、せ、生徒として、す、好きだけど、、樫野さんが思っれるような・・・」
最後の方は噛み噛みで何言ってんだか、わかんなかった。
「せんせいぃ・・・すきだよぉ」
呼び方を『のっち』から『せんせい』に変えてみた。得に深い意味は無くて、そっちの方がより興奮するとおもったから。
「・・・か、樫野さん」
先生が呼ぶ。
「苗字じゃなく、下の名前で・・・『ゆか』って呼んでぇ?」
また甘い声と上目遣いで攻撃。
「・・・やっ、で、でも・・・」
のっちめ、なかなかシブトイ。
あたしは腰に抱きついた腕をはずして今度はのっちの腕を掴み、あたしの腰を触らせる様に引っ張った。
あたしの腰にはこの状態に戸惑ってる、のっちの手。
「・・・せんせいぃ、ゆかのこと、さわって?」
耳元で囁く。のっち耳まで真っ赤だ。
「・・・だ、だめ・・・だよ。こんな、、こと」
のっちは顔が真っ赤な状態で、一生懸命あたしに訴えかけてきた。
「大丈夫だよぉ。だって今、せんせいとゆかしか、いないんでしょ?誰にもバレないから平気だよぉ。だからぁせんせい、ゆかのこと、さわって?」
また耳元で囁いた。
『誰にもバレない』
どうやら、この言葉でのっちの理性停止のスイッチを押しちゃったみたい。
のっちはあたしの腰にあった手を後ろに回し抱きしめた。
その合図であたしは両手をのっちの顔にあて、キスをした。
最初は何回か角度を変えながらも、唇を合わせるだけのキス。
腰にあったのっちの手は、いつの間にかあたしの頭を支えてた。
合わせるだけのキスに飽きるとのっちが
「・・・舌、出して・・・」
いつも聞いてるケロケロ声じゃなく、とんでもなく低い声で言ってきた。
!!??
ヤバイ・・・これは、ヤバイよ。
のっち、あんた・・・エロいよ。あんた、普段ヘタレだけど、キメるときはキメる、とんでもない人じゃったんだね。
これから、イジめるとちょっとよそう・・・。
あたしは素直にのっちの言葉に従って、小さく舌を出した。
のっちの舌はいとも簡単に、あたしの舌を捕まえて侵入してきた。
あたしの口の中で、のっちの舌が忙しない。
これが、ベロチューなのか・・・。
ちょっとあのレディースコミックを思い出した。
のっちのベロチューはかなり激しく、あたしはのっちにしがみ付いて立ってるのがやっとだった。
そんな状態に気付いたのか、のっちは一旦ベロチューを止めてあたしをマットレスに押し倒した。
そう、何故か部室には前からマットレスがあって、たまに昼寝するのに利用してた。
これが結構寝心地がいい、硬さ。
そのいい感じの硬さのマットレスに仰向けで寝かされて、あたしに覆いかぶさる形でのっちが見下ろしてる。
蛍光灯が付いてないから、窓からの電灯の明かりがちょうどいい間接照明。
その間接照明がこの雰囲気をさらにドキドキとさせる演出効果。
のっちが右手であたしの髪の毛を優しく梳かす。
そしてまたキスが再開した。
今度は寝てるから容赦なく、また舌が暴れる、暴れる。
「ん・・・んっん、ぁ、、、あ・・んん」
あまりにものっちの舌が暴れるもんだから、おもわず声がもれる。唾液も漏れる。
その声を聞いてのっちは何も言わず、ニヤって口角を上げて笑った。
あーーー!!!すごい恥ずかしい!!
なに、あのイヤらしい笑顔!!ムカつくぅぅぅ。
なんか、負けた気がする・・・。
なんなん?のっちって実はこういうこと結構慣れてるの!?
あたしが誘ってた時はあんなにオドオドしとったのに、シだしたらスゴいんですけど!?
てか、誘ったあたしが、主導権持つんじゃないの?
なんで誘われたのっちが主導権握ってんのよー!
って、一人で頭の中で自問自答してたら、いつの間にかのっちの唇はあたしの首筋に移動してた。
のっちはあたしの首筋で、軽くキスしたり吸ったり舌で舐めたりと忙しい。
「あ・・・んっ・・・んん・・・あっ、ん」
その行為がくすぐったいやら、気持ちイイやらで、また声がもれてしまった。
「ゆかちゃん・・・すげーかわいい。」
のっちがニヤニヤして耳元で呟く。
ヤバイ、のっちのあのエロ低音ボイスは反則じゃよ・・・。
完全に主導権はのっちの手の中。
のっちはあたしの両腕を引っ張って上半身だけ起こした。
あたしは座った状態になった。
そしておもむろにのっちの手があたしのセーラー服の中に侵入してきた。
「っちょ、な、なにするん?」
思わず、のっちの手を払いのけた。
「?なにって?脱がそうとしたんだけど。それとも服着たまま続きする?」
「!!!なっ、ぬ、脱がそうって・・・。あ、あんた、なんで、そ、そういうこと言えるの!?」
あたしは動揺して、のっちじゃないのに噛んでしまった。
「フフっ。ゆかちゃん、噛んでるよ。照れてるのもかわいいよ」
そう言ってのっちはキスしながらスカーフをスルっと抜き、セーラー服を捲り上げた。
そして目にも留まらぬ早業でセーラー服を脱がした。
あたしの上半身は今ブラひとつしか着けてない状態。
ふとのっちと目が合った。
「・・・恥ずかしいんじゃけど・・・」
素直に訴えてみた。
「大丈夫。誰も見てないから」
いやいや、あんたに見られんのが恥ずいんですけどぉ。
あたしの訴えを無視して、のっちはブラのホックを外しブラを腕から抜き取りながら、あたしを寝かしつけた。
またあの忙しないキスをしながら、のっちの両手があたしの胸を触りだした。
のっちの手がちょっと冷たかったから、身体がピクっと反応してしまった。
その反応をのっちは見逃さなかった。
「・・・もう、感じちゃったの?」
「・・・ちがっ・・・手が冷たかった、から・・・」
「ふ〜ん・・・」
のっちはまたニヤニヤしながら意地悪な顔をした。
てか、なにこの人!?
さっきから、ニヤニヤ、エロい顔して!
いつもはヘタレなのに、今は意地悪な態度って。
はっ!もしかして、ハンドル握ると人格が変わる人がいるように、のっちってエッチのときに人格が変わっちゃう人?
そういう人がいるって大人の雑誌に書いてあった。
じゃあ、のっちは普段はMで、エッチはSなの!?
じゃあじゃあ、ゆかはのっちに普段はSだから、エッチはMなの!?
てかてか、SとかMって何なん?
ん〜、わかんにゃい!!
「・・・感じる?」
またあのエロ低音ボイスで囁かれて、現実に戻った。
気づいたら、エロ低音ボイスの持ち主はあたしの胸を揉みながら顔を埋めてた。
「・・・んっ」
あたしは声がもれてしまわないように右手で自分の口に蓋をした。
のっちは左胸の先端を口に含み、舌でそこを刺激する。
空いた右胸はのっちの左手が相手をしてくれた。
左手は優しく触ってくれるけど、ときどき先端をキュってつまむ嫌な奴。
一番性質が悪いのは右手。右手はわき腹、背中、腰を旅をしてきて今、太腿の内側で休んでる状態。
休んでるっていっても、じっとしていられないらしくて、どこに行きたいのかわからず近くをいったりきたりしてる。
今、のっちが刺激しているすべての行為をあたしは感じてしまっていて、身体が下半身が火照っていくのがわかる。
「あっ・・・」
また声がもれそうになった。右手で蓋はそろそろ限界かも・・・。
「・・・ゆかちゃん、腰上げて?」
「うん・・・」
あたしはすっかりのっちの言いなり。
のっちは上げた腰を支えてスカートのファスナーを下げて、瞬く間に脱がした。
あたしは今パンツと紺のハイソックスだけのかなり変態チックな格好。
「・・・靴下は脱がしてくれんの?」
「うん、脱がさない。」
「・・・変態、スケベ、エッチ、」
ニヤっとあの意地悪な笑顔でのっちはパンツの上から触れた。
急に触られたからビックリして脚を閉じようとしたら、のっちの脚がその行為を阻止した。
「ゆかちゃんもエッチだよ。・・・だって・・・もう、濡れてるよ」
!!??
もうだからなんなんこの人?
17歳の乙女に向かってそういうこと言っちゃうの?
しかも靴下履かせたままの変態だし。
でもなんでか意地悪S状態の、のっち嫌いじゃない・・・。
ってことはやっぱり、ゆかはMなの!?
やだ!ゆかも変態になっちゃうよぉぉぉ。
のっちはパンツの中に手を入れ、指を優しく動かしてきた。
初めての感覚で頭が真っ白になる。
「脱がして、いい?」
主語がなかったけど、靴下じゃないことは確かなのでパンツなんだろうな。
あたしは言葉が出ず、首を上下に振って答えた。
のっちはスルスルと、マジシャンがコインを消す手品のようにあっという間に脱がした。
とうとうあたしは靴下しか履いてない変態になってしまった。
てか、のっち洋服脱がすの慣れすぎじゃね?
エロいし、変態だし。
あんた、一体今まで何人の子とこういうことしたのよ!
パンツもなく無防備になったあたしのソコに、再度のっちの指がやってきた。
何度も優しく動く指。
次第に、やらしい淫らな音が聞こえてきいた。
その音につられないように、必死に右手で押さえて声を我慢した。
のっちはあたしが必死に声を我慢してるのに気づいたみたいで、蓋にしてた右手を掴んで口から離した。
「・・・ダメだよ、我慢しちゃ。声・・・ゆかちゃんの感じてる声、聞かせてよ」
だーかーらー、そのエロボイスはやめてーーー!!
てかもう、言ってること変態すぎる。
でも、のっちに言葉で攻められるの好きかも・・・?
はっ!!ダメダメ、これ以上変態になりたくにゃい。
口も無防備になってしまったので、声がもれる、もれる。
「はっん・・・あぁ・・・ん」
「どう?ここ、気持ちいい?」
「ばっ・・・そ、そんな、、こと・・・聞くな・・・・」
「強がっちゃって、かわいい」
指の動きを少し強めるのっち。
「!!んんんっ、あぁぁ・・・・」
「ゆかちゃんって、感じやすいの?もう、スゴイよ?」
「・・・なっなに、が、、、スゴイ・・・のよぉぉ・・・んん」
のっちがあたしを使って出す音が部室中に広がる。
「ゆかちゃん、気持ちいい?」
「・・・・んん、・・・キモちい、いい・・・よ・・・」
また頭が真っ白になって素直になってしまった。
「いい子だね・・・。これからもっと気持ちいいところに連れてってあげるね」
のっちの指があたしを捕まえてどこかへ連れてこうとする。
「あぁぁあんん・・・はぁ、ん、、ふぁ・・・んんん・・・あっ!!!!」
あたしはのっちの指にまんまと誘拐されてしまった。
———コトが終わって、あたしはエロ変態に脱がされたセーラー服やら下着をまた着ける。
部室の隅にはちっちゃくなってる、のっち。
明らかに、居ずらそうにしてる態度。
「あ、あ、あの・・・ごめんね。樫野さん」
『ゆかちゃん』じゃなく『樫野さん』に戻った。
ほんとにエッチをしてないと、ヘタレじゃね。
今思うと、あたしは、のっちの『理性停止』スイッチじゃなくて『エロ変態』スイッチを押しちゃったのかな?って考えた。
「いいよ、謝んないでよ。誘ったのはこっちなんだから。それにのっちの意外な一面が見れたからね。」
何故か、あたしが慰める形になってる。
のっちはその言葉で、顔が真っ赤になっちゃった。
「さっ帰ろう。のっちのせいでこんな暗くなっちゃったよ」
「そ、そうですねって、遅くなったのはあたしのせいなんですか?」
「あはは。そうだよー!のっちのせい!!」
って、あたしはのっちをイジりながら家に帰った。
にしても、あんなに人って豹変するもんなの?
ん〜、ゆかはぁまだ子供だから、・・・わかんにゃい!
— Fin —
最終更新:2009年02月23日 03:46