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SIDE-K


私はフェアじゃなきゃ嫌だ。
彼女が彼女を好きだと知った後も、依然として態度を変えることはなかった。
でも今は。
お互いわかってる。
だったら行動に移すまでだ。


「あ〜ちゃん、ゆかのものにしちゃうよ。」

耳元で囁けば、絡ませた指を離される。
振り向いた彼女は無表情だった。
そしてじっと私の顔を見たかと思うと、急に笑顔になり彼女の方へ走って行った。


「あ〜ちゃん待ってー!」

以前と変わらない。
やはりそれが彼女のやり方なのだろう。
彼女の気持ちを知った後、あまりにも率直過ぎる言動に
何度か吹き出しそうになった時があったことを思い出した。

じゃあ私はどうしようか。
彼女の気を引くために、彼女が日常を演じるなら。
私は非日常を演じるしかない。
残された楽屋で一人ほくそ笑んだ。


つづく





最終更新:2009年02月23日 04:18