すれ違う男子共が皆振り返る。
綾香様もお嬢様も可愛いですから。
でも、手を出したら…ね
タダじゃおかないですよ
私はそんな殺気を振りまきながら、楽しそうにお喋りする2人の後ろを歩く。
本当、このお二人はモテる…。
てか、お二人とも、もうちょっと自覚して欲しい。
今日だって、綾香様は白い清楚なワンピースで女の子全開だし…。
お嬢様はショートパンツで…
って、あぁぁー!あいつ!足見た!お嬢様の生足見て、にやけやがった!あのやろ〜!
私でさえもたまにしか拝めない生足をぉ〜
シメてやろうかと立ち止まってしまった私の視界に前を行くお嬢様達に近付く男が見えた。
しまった!
男の汚い手がお嬢様の肩にぃー…
ガシッ!
間一髪。お嬢様の肩を叩くはずだったその手を掴む。
「なんだよ!」
振り向いた男は…やはりチャラそうな奴。
チラリとお嬢様達を見る。
気付いてないようだ。
良かった。安堵のため息をつき、再び男に目をやる。
「離せよ!お前に用はねぇんだよ!」
振り払おうとする手を更にキツく握る。
「いってぇー」
しかめっ面に言ってやる。
「お嬢様に手出したら…天国行きですよ」
「あれ?のっち?あっ、いた!ちょっと、なにしとんのよ!」
フリーズしてしまった男の手を離し、お嬢様達の所まで駆け寄る。
「すみません」
「もう…居らんくてびっくりしたよ。」
ぶー、と膨れるお嬢様。
可愛い///
「のっちはゆかの側に居ないとダメじゃろ」
私の服の裾を掴んで…
恥ずかしそうに俯く。
撃沈…
「は、はい///」
「ちょっと、街中でイチャつかんでよ」
あっ、綾香様…。
「「すみません。」」
最終更新:2009年02月23日 05:08