最初は触れるだけのキス。
触れては離れ、離れてはまた重なる優しいキスに頭の芯まで痺れてく。
チュッ…。
時折鳴らされる口づけの音。
それがますますあたしの理性を奪っていく。
キスなんてした事ないくせに本能は正直で物足りなくなって、
……もっ、と。
そう思うタイミングで唇を舐められた。
ゾクッ。
と、腰の辺りに甘い感覚が走る。
その感覚に戸惑ってる隙にのっちの舌があたしの口の中へと入って来た。
K『んん…っ。』
初めて感じる生暖かい感触と冷静な事実があたしを欲情させていく。
あぁこれがそうなんだ……。
TVで見るような深いキスを思い出しながらのっちの舌に酔いしれる。
チュッ…。
ピチャ、チュ……。
あたし達の口元から溢れ出す唾液が混ざり合う音。
それを耳にする度、喜びに打ちのめされ体が火照るのがわかる。
うぁ、やらしぃ……っ。
のっちの舌があたしの口の中で好き勝手暴れ、それに反応する自分に高まりを隠せない。
K『っ、んん、………っ。』
な、に…これ。声…でちゃ……ぅ。
気付けばのっちはキスをしながらあたしの耳に髪をかけていた。
のっちの指の動きに気を取られキスが疎かになるあたし。
そんなあたしに気付いてのっちはキスを止めてこう言った。
N『舌……、絡めて?』
K『……っ。』
恥ずかしさはあったけどそれ以上に今のあたしは麻痺してる。
自分から口づけると言われたままに舌を絡め、
のっちの口の中はあたしの舌で占領されていく。
どれくらいの時間キスしたかわからない。
ただ夢中でのっちとのキスを愉しんだ。
のっちの舌のぬめりが気持ち良くて仕方なかった。
ふと、あたしの耳に触れる冷たい感触に舌の動きを止めてしまうと、
N『…続けて。』
それだけ言って舌であたしを刺激する。
耳に触れる冷たい感触を感じながらキスに溺れる淫らなあたし。
もう多分止まらない。
そんなあたしを煽るように耳のふちを指でゆっくりなぞるのっち。
K『んんっ。』
首すじに走る感触に声が漏れ出てしまう。
のっちの指が優しく耳たぶをなぞりまたふちを登って行く。
その度に吐息が溢れ体に力が入る。
ゆっくり…、ゆっくり…、指があたしの耳を執拗に撫でる。
あっ…、も、う…ムリ。
耐え切れなくなってあたしはキスを止めのっちの肩に顔を埋める。
N『可愛いねぇ…。』
熱っぽく囁く声があたしの羞恥をくすぐる。
のっちはたたみ掛けるように耳の後ろから手を差し入れうなじを撫でた。
K『あっ。』
そのくすぐったいような感覚に体が勝手に反応してしまう。
N『超敏感……。』
からかうような声色。
そのまま指で首筋を撫で、肩口に優しいキスを落とすのっち。
K『の、っち……っ。』
無意識に愛しい彼女の名前を口にしてしまう。
その言葉にのっちの動きが止まった。
K『のっち…?』
やめて欲しかった訳じゃないのに……。
戸惑いとともに体をおこし彼女の顔を覗き見る。
目が合うと彼女はいやらしく笑いこう言った。
N『のっちじゃなくて”先生”でしょ?』
K『っ!!』
猛烈に恥ずかしさがあたしを襲う。
したり顔ののっちはあたしの衣服の下に手を滑り込ませて来た。
K『ちょっ…。』
直に感じるのっちの体温に戸惑いを覚えた。
のっちの手は背中に回され動きを止めた。
依然ニヤけたままの顔でいやらしくあたしを見つめてる。
N『なに?』
その熱っぽい瞳とは対象的な冷たい声があたしの何かをくすぐる。
それに気を取られてる隙にまた自由勝手に翻弄し始めるのっち。
背中に回された手があたしの下着のホックを外していた。
K『えっ?!ちょ、ちょっとっ。』
あたしの戸惑う声なんてお構いなしに背中を撫でる指。
K『あっっ。』
反射的に漏れた声を後悔しても遅くて、
N『…声、出ちゃったね?』
嬉しそうに囁かれる。
その声と指の動きに全身が甘く痺れる。
K『のっちの…ば…か。』
N『だから”先生”、だってば。』
嘲笑うような、愉しむような、そんな趣味の悪いセリフ。
K『む、無理だよっ今さらっ。それにこんな事してる時なんてもっと無理…っ。』
彼女は真顔のまま背中の手を腰まで下ろした。
K『んっ。』
もてあそばれてるのが分かるのにその刺激に声が漏れてしまう自分が恨めしい。
N『ふ〜ん、じゃあ今日はここまでだねぇ。』
K『えっ、やだっ。』
あっ!ヤバ…。
そう思った時には遅かった。
のっちの口の端がいやらしく歪む。
N『……もっとして欲しいんなら”先生”って言わなきゃダメだよ?』
あたしの腰を撫でる手がいやらしい。
嬉しそうにキスを再開させ手を前に回し、あたしの下着をずらし胸を触る。
乳房の脇を撫でさすられ体が熱くなって我慢出来なくなる。
もっと、もっと……っ。
キスをしながら熱い吐息混じりにあたしは夢中で呟いていた。
K『せ…んせ、ぇ……っ。』
(続く)
最終更新:2009年02月23日 05:27