のち犬行きまーーす!!
勢いよく天国の扉を通った。
白い湯気の中に微笑むあ〜ちゃんはまるで天使のようで。。
・・・・・・・って。
あれれ?
「あ、あ〜ちゃん・・・」
「のっち、ここ入って」
「なんで・・・」
なんで、なんで服着てんぬぉぉおお!?!?!?!?
そう、そこには一糸纏わぬ姿でもバスタオルを巻いた姿でもなく、高校の時のジャージにTシャツ姿のあ〜ちゃんがいた。
そっか、うん、そうだよね。
のっちもパルを洗う時そうゆう格好してたよ。
ため息が漏れた。
「どうしたん?はよ、ここに入りんさいって」
そう言ってあ〜ちゃんはお湯を溜めた洗面器をガシガシ叩いている。
大丈夫。ちょっと、いやかなり、テンション落ちてるだけっすから。
でもあ〜ちゃん、体操着ならブルマがよかったよ。。
…変態でごめんなさい。
思考が変態モードに突入してると、いきなりシャワーをかけられる。
「おわっ!」
「ちょっと、のっち!大人しくしんさい!」
何これ、何これ!?
毛がべったぁーっと身体全体にくっつく感じ。
なんか、、きもちわりゅい。
あー、そう言えば、パルを洗う時は嫌がって大変だったなぁ。
だけど、
「熱くない?大丈夫?」
「だ、ダイジョブ、デス」
「なんで片言になるんよ」
自分でも単純だと思うけど、優しいあ〜ちゃんの声にまとわりつく不快感なんてふっ飛んでいく。
「大人しくしとくんよ〜」
ふわりと微笑むあ〜ちゃん。
あぁ、のっち、今幸せかも。
水に濡れたのち犬は頭以外の毛がペターとなってて、なんだか笑ってしまった。
「ふふふ」
「笑わんでよー」
「いや〜なんかマヌケじゃなぁと思ってw」
「マ、マヌケ・・・」
なんだかがっくししてるのち犬を軽くスルーして、シャンプーを手に取った。
「かゆいとこありませんか〜?」
「にゃいれす」
「のっち噛みすぎじゃ」
「ぅはぁ〜w」
なんてもう一気にご機嫌。
まったく分かりやすすぎじゃろ。
のち犬の身体をわしゃわしゃと洗うと、面白いほどに泡立って洗面器いっぱいにあふれた。
泡にまみれるのち犬が可愛い。
「ねぇ、あ〜ちゃん、、」
「ん?」
「ごめんね」
「・・・なに謝りよるん?ほら、もう流すよ」
のっちが何を言いたいのかなんとなく気づいてしまったから、それより先を言わせないようにシャワーを手にとって蛇口を捻る。
シャワーを温めにして泡を流す。
耳に水が入らないように注意しながら。
公園からの帰り道、明らかに落ちてたテンション。
単純だけど繊細で、自分のことより周りの人のことを優先する子だから。
そう特に私とゆかちゃんに対してはその傾向が強くなる。
だから、大丈夫だよ、分かってるよ、って
そう気持ちを込めて泡を流しながら、何度ものっちのからだを撫でた。
「今度はちゃんとさ、、」
シャワーの水音に紛れる、少し真面目な声。
「のっちがあ〜ちゃんを守るけぇね」
その言葉に不覚にも、ドキッとしてしまった。
「・・・なっ、な、何言ってるん、ああっ!」
のっちがいきなり変なこというものだから、慌てて手元が狂う。
握ってたはずのシャワーヘッドが手から落ちて、水圧でひっくり返って噴水のごとく水を放出する。
「ひゃっ」
「あ、あ〜ちゃん?!」
そして見事、顔に噴水が命中。。
「あぁ、、もう最悪じゃ・・・」
手で顔の水を拭いながらとりあえず、シャワーを止める。
頭からシャワーを被ったおかげで、パーマの髪もストレートになって前髪から水が滴った。
「・・・あ〜ちゃん、だ、大丈夫?」
そう言いながらものっちの目線はあ〜ちゃんの胸に釘付けで。
ふと下を向いてみると水に濡れたせいで、Tシャツが透けてしまっていた。
自分でも顔が紅くなっていくのが分かった。
一瞬とは言えのっちの言葉にドキッとしてしまった自分が悔しい。
のっちなんてやっぱりただの変態じゃ!
なんであんな慌てたのか分からんけど、シャワーで濡れたあ〜ちゃん。。
けしからん胸を覆うピンクのブラジャーがTシャツから透けてる。
いやいや、いくらのっちでも透けブラくらいで、、
高校時代は体育の授業で一緒に着替えてたりもしてた訳ですし。
(ついガン見してたら、ゆかちゃんから思いっきり耳を引っ張られ、あ〜ちゃんからは変態!と罵られました)
・・・・だけど濡れてるのって、、そして何より、頬を染めて恥らうあ〜ちゃんって、、
エ ロ い ・・・違った、、カワイイとは思いませんか??
あ、やばい。
鼻血出るかも。
最終更新:2009年03月17日 17:11