黒く染まったあたしの欲望はとめどなく溢れ、自分をも溺れさせる。
白くなりたくてもがいてもやっぱりあたしは黒いまま。
何も変わってない、どころか事態は悪化してる気さえする。
あの温もりさえ知らなければ……。
N『…ゆかち、ゃんっ』
のっちはその瞬間を迎える時、必ずあたしの名を呼ぶ。
何度あなたの口からあたしの名前を聞けば満足出来るのか。
いっそ、その手であたしの時を止めてくれたならあたしはどれだけ幸せだろう。
愛する人に愛されている、そんな奇跡じゃあたしは満足出来ない。
バカなのは自分でもわかってるつもり。
でもこれが、あたしだから……。
時計の針が終わりを告げるその前に。
明日をまた生きるために。
今に溺れ今から抜け出す。
そうして自分を保って来たしこれからもそうありたいのに、
彼女はそれを許してはくれない。
……彼女のせいなんかじゃないね。
彼女に溺れ息が出来なくなって、例え自分が壊れてもそれは自分で選んだこと。
だとしたらあたしはいつから狂っていたのか…。
あなたと心が通ったあの日からいくつ孤独な夜を過ごせば終わりは見えるんだろうね…。
君の不安に触れたあの日から私はずっと考えている。
どうすれば君の不安を取り除いてあげられるのか。
どれだけ考えても答えなんか出て来ないし、
私がどうにかして上げられる程簡単な事でもないよねきっと。
それを感じる度自分の無力さを呪ってみてもでも多分、
君はそんなとこも含めた私を選んでくれたんだと思うから。
ならばせめて君に焼き付けたい。
私の全てで伝える。
どれだけ君を必要としているのかを。
一番高いところに昇り詰めたら、君の名前を呼ぶんだ。
何度でも何度でも…。
こうして君を縛り付けようとしてる自分に気付く。
その度に君の顔が泣きそうになって、
その度に私も声の限り鳴いて見せて。
ホントにずるいのは君か、私か。
君はきっと笑ってかわすけど
私もきっと笑ってながすけど
覚悟なら出来てるから。
未来を簡単に口にするのは好きじゃないんだ。
それほど軽い想いじゃないからね。
だけどそんな私に出来る事はそれしかないから。
未来永劫、君を愛してる。
私にはそれしかないから。
(続く)
最終更新:2009年03月17日 17:14