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んー、、さぶいっ。


吐く息は、もう真っ白だ。


寒さがますとともに
足が遠ざかっていた、屋上。


さすがに、この季節
屋上に上がってくる生徒の姿はない。


指定席のベンチに腰をかける。



先生を保健室へ連れていった翌日から
しばらく、先生は休養をとっていた、
らしい。


誰かの話で、聞いた。



さすがにもう、復帰したようで
さっき、移動教室の途中
遠くの方に、先生の姿を見かけた。



ポケットにつっこんだ手。
何気なく、ケイタイを取り出す。

着信も受信もなし。


いつものこと。





アドレス帳から
先生の番号を検索。




つながりが欲しくって
わがまま、を言った。



絶対にかけない、約束で。



そっと、ケイタイを耳に。


先生?
久しぶり。
なんか、休んでたって聞いたんですけど
もう大丈夫なんですか?
やっぱ、なんかあったんじゃないんですか?
のっちも、わかりやすいと思うけど
先生も結構、わかりやすいですよ?
すぐに、表情に出るから、、、気付いてないでしょ?
      • でも、のっちはコドモだから
先生に、なにかあることはわかっても
それが、なんだかはわかんなくって・・・
先生のためだったら
なんだってしたいって思うのに・・・
なにもできなくって・・・
できることなんて、、、ほんとはないのかもしれないけれど。
ただ、先生の笑顔が見たいだけなんだけど・・
先生が笑顔になれないワケが、のっちにあるんだったら
言ってくれたら、いいよ?
もう、傍にいたいなんて望まないから。
自分から離れるなんてこと、できそうにないから・・
言ってくれたら・・・


なんて、ね。

離れられる、、わけ、ないか・・・


てか、我ながら
呆れるほど、ネガティブ思考に走ってしまったね。



苦笑いして
ケイタイを耳から離す。


かけてはいけない
愛しい人の番号が表示された画面。



なにやってんだか・・・



電源ボタンを押し
味気ない待受け画面へと戻した。



ぐっと伸びをして
大きく息を吸い込んだ。


冷たい空気が
胸いっぱい広がる。


ふー・・・

ゆっくりと息を吐ききる。



胸ん中の、もやもや
少しでも、出ていきますように。。。



よしっ、考えたって仕方ない。


今日の放課後は、
先生に会いに行こう、、かな?



ネガティブな思考は屋上に放置して

次の授業に向かうことにした。






最終更新:2009年03月29日 21:50