冬休みが終わった。
あの日のこと
先生の表情
先生の体温
先生の吐息
聞き取れそうで
聞き取りきれなかった
先生の、、、コトバ。。。
そして、手紙。
なんともいえない
ざわついた、なにかが
ずっと、胸の奥の奥でもがいているようで・・・
たった、2週間程度なのに
遠く離れていた、あの夏休みより
長く、、長く
途方もないくらい長く感じられた
冬休みだった。
底冷えする体育館に集まって、始業式が始まる。
教頭先生が、なんかいろいろと話している。
んなことより、さっきから気になること。
先生の姿が、、、見えない。
胸の奥のざわつきが、どんどん大きくなってくるのがわかった。
先生?
「そして、最後になりましたが、社会科の樫野先生が
一身上の都合により、退職されました。代わりとして———
えっ?
ざわめきが爆発した。
体育館を飛び出す。
先生・・なんで・・・
この足はどこに向かってるの?
先生とこ・・
どこ?
夢中で校舎を駆け抜ける。
行き先もわからぬまま。
っ!
ケイタイ。
ポケットから取り出し、先生の番号をプッシュ。
『絶対にかけないから』
そんな約束なんて、もう関係ない。
耳に響く呼び出し音。
つながってよ・・
祈りのようなココロの叫び。
叫びのような、痛い祈り。
とぎれる、呼び出し音。
「・・・もしもし」
「っ!先生・・・どういうこと・・・?」
大好きな甘い声が
「・・・ごめんね、、のっち」
残酷に、頭の中を駆け巡った。
最終更新:2009年03月30日 00:17