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〔A〕
のっちの前で自然な笑顔ができるようになって
もう大分たった。
のっちは変わらず優しい目で私を見る。
優しい声で私の名前を呼ぶ。
(なんか子供みたい・・)
のっちが可愛くて思わず顔が緩む。
だけど一つだけ疑問。
本当にのっちは遊び人なの?それ嘘じゃない?
だって、こんなにそばにいるのに、のっちからそういった空気を感じとったことなんて一度もなかった。
いつかゆかちゃんを見つめていたみたいな、
熱っぽい視線は向けられなかった。
私には。うん、それにまわりの子たちにも。

のっち?どうしたの?

少しだけ期待してた自分に気付く。
途端に顔が熱くなる。

あ、もしかして。
恋人、できた、の?かな?
ううん、でも今の関係なら教えてくれるはず。
いや、気付くよ?あ〜ちゃんだって。うん。
だけどそんなふうには思えないし、、。
あ〜ちゃんには、、
興味ない、ってこと?
はぁ〜なんかネガティブ入っちゃってるね。
こんなんはあ〜ちゃんじゃないよね。
よし!
気合いをいれて私は部屋を出て仕事に向かった。




スタッフさんに挨拶をして控え室に通される。
『あ、二人とももう来てるよ!めずらしくWW』
『えぇ〜午後は雨じゃ〜W』
なんてやりとりをして向かう。
足取りは重い。
先に二人でいるんだ。
あんまり見たくないな。
ドアの前まできて深呼吸。
ゆっくりと重いドアをあける。
(んーおもっ!!)
思っていたより重いドアに、力が抜ける。
少しだけあいたドアから
はなし声が聞こえた—。

『のっちぃ・・・』
ゆかちゃんの甘くて可愛い声に、私の体は金縛りにあったみたいにその場から動けなかった。
続きは、、、。
聞きたくなかった。
でも、嫌でも耳に入ってくる。






最終更新:2009年03月30日 00:23