〔N〕
『あ〜〜ちゃん!?どうしたの〜??』
控え室の外からスタッフさんの声が響いて私たちは慌てて離れた。
『なにがですか〜?ww』
『あれ??今来たとこ??』
『そ〜ですよ!えっ?遅れました?』
『あ、いやいや、大丈夫よ〜ww』
あ〜ちゃん今来たとこか。声の感じからしても、、
大丈夫だよね!
さすがにいきなりバレたらやばいよね。
ゆかちゃんを見た。
ニコッて笑って
『・・・セーフ』
小さい声で恥ずかしそうに言う。
つられて笑った。
重いドアをあけて
あ〜ちゃんとスタッフさんが入ってくる。
『あ〜ちゃん、おはよ!!』
あ、なんかすっごい明るい声出たよ、自分。単純だな〜。。
『・・・あ、お、はよ。』
『ふぇっ??あ〜ちゃん何で噛みよる〜んww』
気分がよくてあ〜ちゃんが噛んだことにもつっこんだりなんかしちゃって。本当、単純だなぁ〜。。
『おはよっあ〜ちゃん!!』
ゆかちゃんが言う。
あぁ、そうだよ。
ゆかちゃん。
ゆかちゃんと、、。
なんてさっきまでの出来事を思い返してまた嬉しくなる。
あ、そっか!
それもこれもあ〜ちゃんのおかげなんだよね。
あ〜ちゃんにも感謝しなくちゃ。
『・・・お、おはよ。。』
ん?
あれ??
あ〜ちゃん元気ないんかな?あれ?なんか違和感?
気のせい??
〔A〕
ゆかちゃん一体何考えてんの?あんなふうにあ〜ちゃんに気付いてるのに。
あんなふうに、、
気付いてるくせに。
あ〜ちゃんにも。
あ〜ちゃんの気持ちにも。。悔しい。悔しいよ。。
『おはよっあ〜ちゃん!!』
何事もなかったように言ってくるゆかちゃん。
思わず声がうわずった。
だけど、ここで泣いたら負けだ。それこそ。
多分、それこそ、、
ゆかちゃんの思うツボ、、
なんでしょ??
〔K〕
あ〜ちゃんは私たちの前で泣かなかった。
いや、別に泣かせたかったわけじゃないんよ。
ただのっちをとられたくないだけ。
だだ、、それだけなんよ。
〔N〕
あ〜ちゃん元気ないんかな?普段とちょっと違う?
あ〜ちゃんに悲しい顔は似合わないよ?
あ〜ちゃんには笑顔が一番だよ?
あ〜ちゃんには笑っててもらいたいんよ?
心の中でつぶやく。
———あれ!?
ふと気付く。
のっち、、まわりの女の子たちとの関係を切ったの・・・・あ〜ちゃんのおかげ。
だし、、
あ〜ちゃんに気付かせてもらったっていうか、
救ってもらった、、んだよな??
むしろあ〜ちゃんに嫌われたくなかったからなわけで、、。
ん〜・・・??!
なんかよくわからなくなってきたぞ??
ん〜・・・??!
わからんっ!!!!
わかんないけど、あ〜ちゃんの悲しい顔は見たくないんよ??
やっぱり気になってしょうがなかったから、
直接本人に聞いてみた。
のっちそうゆうの我慢できんみたいね。。
〔A〕
『あ〜ちゃん??なんかあったぁん??』
急に言われてびっくりする私をのっちが覗きこんでいる。
いやいや、あなたのせいなんよ?!気付いてよ・・。
はぁ〜、でもそんなこと言えるわけない。
だって、
私の目の前、机に乗り出したのっち。の、後ろに、、
ゆかちゃん。
ゆかちゃんはゆっくり近づいてきてのっちの隣の椅子に座った。
前のめりになってるのっちから顔は見れない。
のっちに気付かれないようにちらっとゆかちゃんを見る。
ニコッとちょっと意地悪に笑いながら唇に人差し指をあてている。
『・・・・シー・・・』
吐く空気だけが洩れている。音はなく静か。
『・・・秘密だよ・・・』
口をパクパクさせて声を出さずに、だけど確実にわかるように私に伝える。
意地悪な笑顔のゆかちゃん。だけどのっちを想う気持ちはゆかちゃんだって正直で真実だから、
これは私とゆかちゃんの
秘密
にしておこうと思った。
『ん〜??大丈夫よ〜wwなぁ〜んも心配せんでww』
いつもみたいに言う。
のっちは、ん〜って顔をしかめてる。どうやら信じてないみたい。変なとこで変なことに気付く人だ。。
だから
『なぁ〜に言ってるんよ、も〜ww』
いつものあ〜ちゃんが答える。冷静に。だけどあかるく。心配させたくないし。
『・・・ん、そ??わかった・・。』
のっちは納得?した。
『だけど、、
だけど!・・・・っつ、、
あ、あ〜ちゃんは笑っててよ??』
のっちぃ・・・
それ、反則・・。
最終更新:2009年03月30日 01:18