〔K〕
は?のっち?
あんた何言いよるん??
“あ〜ちゃんは笑ってて”
だなんて、
よくゆかの前で言えるよね!?まぁ本人はなにも気付いてないみたいに真剣で、、。
『ねぇゆかちゃん??!!』
なんて私にまで同意を求めてくる。
知らんよ、そんなん・・。
のっちはあ〜ちゃんに笑っててほしいんだ、ね?
あ〜ちゃんには優しいんだ、ね?
さっきまでの甘い余韻も忘れて
私はすぐに寂しくなってしまった。
ゆか以外の人に
そんなこと言わんでよ、のっち・・。
スッと手を伸ばして、
のっちとの席をつめて、
あ〜ちゃんから見えない角度で、
のっちの服の裾をつまんだ。一瞬のっちがビクッてなったけど、あ〜ちゃんにはバレてない。
のっちの服をつまんでる指先。別に体に触れたわけじゃないのに、それだけで、もうわりと満足で、
あ〜ちゃんに対する嫉妬と焦りも消えていった。
そうだよ、だって、
のっちはゆかを選んでくれたんだもん。
〔N〕
ゆかちゃんの指先が触れている。
あ〜ちゃんからは見えない角度で。
別に体に触れられたわけでもない。
ただちょっと服の裾をひっぱられただけ。
なのに、、
さっきまで心配していたあ〜ちゃんのことが、
頭の中から吹っ飛ぶくらい心臓が鳴った。
(なんか、、こうゆう状況って・・・ヤバッ・・)
興奮を覚えた。
机に乗り出していた体を直し、ゆかちゃんの隣にきちんと座った。
あ〜ちゃんは優しく、
なんもないよ??
って笑ってくれる。
そんなことをよそに、
私はゆかちゃんの指先に
自分の指を絡ませた。
バレないようにこっそりと。
ゆかちゃんはそれに気付いて、指先に力を込めた。
と思ったら、
すぐに離れて、
席まで離れて奥のソファに座り、置いてあった雑誌を読んだり、携帯をいじりだした。
ドキドキするような状況は慣れているはずなのに、
気持ちが入っただけで、
こうも違うのか?
って思い知らされた。
だって興奮が止まらない。
今すぐ押し倒したい衝動にかられる。
自分が変態なんじゃないかと不安になったけど、
興奮は止まらなかった。
『じゃあまず撮影いいですか〜??スタジオ移動してもらって〜』
入ってきたスタッフの声で我にかえる。
(やべっ仕事仕事・・)
あ〜ちゃんが立ち上がる。続いて私も移動する。
ん??ゆかちゃん??
『ゆかちゃん??いくよ〜??』
『あ、ちょっと待って、、これだけ!!』
なんて言いながら携帯を焦っていじる。
(メールでもしてんかな?)
『おっけぇ〜いこっ!!』
まぶしいくらいの笑顔で言うからまた少し興奮するじゃん!!まったく・・。
〔A〕
撮影スタジオに移動しながらも二人のことが気になる。
のっちには聞けない。
だからと言ってゆかちゃんにも。ゆかちゃんと話したら多分私は、、負ける。
負けるとかじゃないのもわかるんだけど、
なんかそうゆう気分になるんだとおもう。
だけど、のっちのこと、
忘れ方すら知らない私は、多分、
多分しぶとい。
最終更新:2009年03月30日 01:32