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のっちとキスしてから
なんだか、おかしい。

自分の中で、何かが
変わり始めた予感。


授業の準備をしながら、ふと
窓の外を見上げる。


向かいの屋上。
のっちの姿。


久々、、だな。
最近、雨続きだったし。



のっちは、よく屋上にいる。
ひとりだったり、あ〜ちゃんとだったり。


なんて、考えてると
あ〜ちゃんの姿が見えた。
今日は、一緒にご飯食べる日、なのかな。


あ〜ちゃん、、、のっちのこと好きだったりして・・

自分の思考に苦笑い。
それに、、、その考えは、特に広がることはなかった。


放課後。
部活をしながら、頭の中をよぎるのは
のっちのこと、だけ。


どんなふうに会いにくるだろう?
ほんとに、会いにきてくれるだろう、、か?


きてくれる、、、よね?



部員の子達は全員帰った。
壁にかかる時計を見上げる。

もうすぐ、、だ。


「失礼しまぁす」
「あ、きたきた。休んでる間、少しは写真撮った?」

胸のドキドキを悟られないよう
普段どおりの冷静を装う。


のっちは
目を見開いて、
「あ、普通でいいんだ」てな顔をしてた。

きょとんとした、耳の垂れた犬の姿を連想してしまい
思わず、笑ってしまう。


どんな顔?、と聞かれたけど
秘密だよ、とかわす。


あくまでも、主導権は手の中に。。。



もしかしたら、、もう来ないのかも・・・

そう言うと
「それはないれす!」って。



うん、わかってる。
わかって、言ってるんだ。


そっと、のっちの頭を撫でる。


自分が優位に立ってるんだって実感するために。


のっちの手をひき
写真講座なるものを始める。


手は、握り締めたまま。。。


繋がっていたかったんだ。



ふと、あ〜ちゃんの話題をだしてしまって
しまった、て思った。


けど、特に、
のっちは踏み込んでこなかった。



だから、拒絶できないんだ。

拒絶?・・・・そんな気、ない。



なんで、のっちの傍はこんなにも
居心地がいいんだろ?



なんて考えてると

指を絡まされる。


ドクンと
心臓が波打つのがわかった。


キスをねだられたけれど

さらっとかわす。



けど、その手の
腕のぬくもりまでは拒めなくて・・・



気がつけば、のっちの腕の中。



どうなってしまうんだろう・・・


ぼやっと、頭のすみが疼いた。




のっち?


主導権をもとうとすることで
いろんなことをごまかそうとしていたあたしは

きっと、あなたよりコドモだったね。








最終更新:2009年03月30日 18:11