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のっちが変わったように思うのはゆかだけなのかな。
前までなら朝までゲームしてた、とか朝まで漫画読んでた、とか
くだらない理由をつけては学校をサボッていたのっち。
3年になってから欠席・遅刻がやたら減ってる。
もちろん受験もあるし、内申書のことも考えてるのかもしれないけど。
でも違うと思う。
毎日今まで以上に楽しそうにしているのを見る限り、何か他に理由がありそう。


「のっち」
「ん?何?」
「なんか楽しそーじゃね」
「そう?」
「うん。」
「なんかねー、正直のっち学校嫌いだったんだけどさ
…今すっごい好きなんだよね。休んだら損、みたいな」


そう話すのっちの目はキラキラ輝いていて、
ゆかはあることを確信した。


「のっちさ、ちょっとあ〜ちゃんとこ遊びに行くね」
「ん、わかった…あっ、あ〜ちゃんに迷惑かけたらゆかが許さんからね」
「ははっ、かけんよ迷惑!」


のっちが教室を出て行く。
その足取りは軽い軽い。



「恋…かな」



口にした自分の台詞に何故か自分が照れてしまう。
ごまかすために返却された模試の成績表を開けたが、
すぐに開けたことを後悔した。



つづく








最終更新:2009年03月30日 18:26