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〔N〕er


どんだけっ!!?
どんだけ私を興奮させれば気がすむんですか!!
とろとろになった秘部と、彼女の表情と言葉と声。
すべてにまいってる。
早く中に入れたい。
指先を入り口にあてがう。
もう、いい、よね?
我慢できん。。
あぁ〜幸せな瞬間・・・



『のっち!!』
へっ!!???
急に冷静な声が耳にはいる。指先もビクッてなって、入れるタイミングを逃した。
『な、な、なん??』
優しく笑う彼女。
だけど、ちょ、早く・・・。
『もう、絶対ゆかだけだよ??』
うんうん、わかってるよ。首を思い切り縦にふった。だから、早く・・・。

『体だけも駄目だよ??』
忙しく頷いた。
わかったってば・・・。
『ゆかの、のっち??』
『ゆかの、のっち!!!!』
すぐに答えた。
早く、、。
『ゆかちゃんだけしか見てないよ??今度は本当。うそじゃない。』
忙しく答えたけど、本当にうそじゃない。
(もう我慢できん!!!!)
心の声が洩れそうだ。
ゆかちゃんはニコッてうれしそうに笑ってしがみついてきた。
それがサイン。
一気にゆかちゃんの中に人差し指と中指が入った。
————グチャ——
イヤラシイ音と共に快感と興奮が身体中にやってくる。
『んんーー!!!ふぁあ、あっ、あぁー・・のっ、ちぃ・・』
彼女の声がまた興奮を誘う。
彼女の中はぐっしゃぐしゃに濡れてコポコポとイヤラシイ音が洩れてるし、ぬとぬとした蜜とサラッとした汁が指から手のひら、手のひらから腕を伝ってポタポタ垂れている。
『や、やぁ、、んん、すっご、い・・き、もちぃ・・・』
『ちょ、増やして、い?あ、て、か・・ちょ、増やす、、よ??』
返事も聞かずに薬指もすべりこませ、入ってわりとすぐ手前あたりを激しく突いた。ここが好きなの知ってる。こんな時ばっか意地悪な指先、自分でも気に入ってる。自分で自分の彼女に対する行為に燃える。
『ふぁあ・・そ、こ、、やっ、ばい・・んよぉ・・・』
『ん、はぁ・・知って、る。。』
『ふ、ふぁあ・・・』
『ちょ、合わせて・・?』
指の動きに腰を合わせてってお願いする。
『ん、ん・・・む、り・・』
『むりじゃ、ない・・・』
だってゆかちゃん??
もう動いてるよ??
もうやばいのかな??
ゆかちゃんの体を押し倒す。
抱きついてる腕から離れて一気に動きを激しく・・
なんて考えてたけど、首に絡み付いた腕が離れてくれなくて、密着したままだと、ちょっと動きづらい。
早くゆかちゃんの最高にイヤラシイ顔が見たかったから
『ちょっと、腕、緩めて??背中、しがみついてていいから、さ??』
優しく促す私の耳元で、




『あ〜ちゃんにだけは手、出さないでね??』
最高に甘い声で言われた。



ゆかちゃんは腕を緩めて
『浮気相手があ〜ちゃんだったら、ゆか何するかわからんよ??』
最高の笑顔でこう言った。急に“あ〜ちゃん”なんて個人名を言われてびっくりしたけど、指の動きを止めて考えるほどの冷静さは残ってなかった。
『もうゆかちゃんだけって言ってるじゃん・・・』
指の動きは止められない。
『ちゃん、いらない・・名前、呼んで??不安にさせないで・・・』

(あ、ゆかちゃん不安だったんだ・・そっか、そうだよな・・・ごめん、ごめんね・・)
『ゆ、か・・・もう、不安にさせん、から・・』
情けない声とは裏腹に動きだけは激しい。
『ん、ふぁ、あ、ありが、と・・・ん、んぁ!!やっ・・』
彼女の声がまた興奮を呼び起こす。
『っつ・・ゆ、か・・・ゆか・・』
『んーー、はぁ、ん、の、ちぃ・・い、ぃい・・きもちぃ、よぉ・・』
甘い声に意識が飛びそうだ。
『ゆ、か、、ゆか・・ゆかぁ・・中、や、ばい、、よ・・』
何度も名前を呼ぶ。
不安にさせたくない。
『ぁっ、っつあ!!ゆ、か・・も、やっば、いぃ・・』
限界が近い。
『イキそ??我慢し、ないで??声も、ぜ、んぶ・・・』
自分だってやばい。
『のっちぃ・・ふぁあぁ・・ぁ、あ、い・・・』
『ゆ、かぁ・・・やばい、よ・・もう、のっちもやば、い・・・』
激しさを増す動き。
『あぁ、あ・・・い、して・・??』
ぐわっ!!可愛い!!なんて言えばいんだ??
だけど戸惑いも一瞬。考えなくてもすぐに口から出た。


『・・っつ、あいしてる・・・』
『ん、、ふぁあ・・ゆ、かも・・ゆかもぉー・・・やぁ、あっ、イッ、ク・・・・』

ゆかちゃんの体から力が抜けた。私の体からも抜けた。今までで一番気持ちのいいのセックスがおわった。
私たちはしばらく抱き合ってそれからキスをして、
ゆかちゃんは少し泣いて、私は少し照れた。
“好き”
って気持ちが入るとこんなにも違うんだなって改めて感じた。
ゆかちゃんに言われたことすら忘れて幸せの余韻に浸っていた。


〔K〕


のっちはいつもより興奮していた。そんなの抱き締め方ひとつで面白いほどよくわかる。

のっちのしたいようにすればいいんよ。

のっちのこと全部ゆかが受けとめるもん。

だからもうどこにもいかないで。


何度も何度も唱えた。
それが今日かなった。

見つめる視線も、
優しく触れる指も、
抱き締める長い腕も、
顔をうずめる広い肩も、
優しい瞳も、
舌っ足らずに喋る声も、
意地悪な笑顔も、
全部全部ゆかのもの。
何年も前からゆかは病気なの。
のっちに迷って抜け出せないの。
全部ゆかのものにならなくちゃいやなの。
だけど、もうそんな辛い考えも今日でおわり。
のっちの腕の中は
今までより一段とあったかかった。
のっちの得意な一番意地悪なタイミングで“あ〜ちゃん”のことを聞いた。
のっちは
『ゆかちゃんだけって言ってるじゃん・・・』
多分興奮が収まらなくて咄嗟に出た言葉だろうけど、
それでいい。
だってどんな状況だったからといって、
もう、一度口にしたことだもん
守ってもらう。
ゆかの作戦はうまくいった。口に出したら、のっちは責任を感じてくれるでしょ??
もうゆかのとこからいなくならないでしょ??
私はのっちと言う名の自由な鳥を、そっと気付かれないように鳥かごにいれた。



『あ・・・い、して・・??』



『あいしてる・・・』





ほら、もう鍵かけた。
快楽に溺れるのっちが
気付かないうちに・・・。



〔A〕




“ゆかの、のっち”
って。なんよそれ。
そんなんわざわざメールしてくれなくても見てたんだから知ってるよ。
目だってあったじゃん。
のっちがゆかちゃんの腕を引っ張って歩く後ろ姿に声はかけられなかった。
だけど私はまだ諦め方を知らない。
忘れ方も知らない。
“ひく気”すら、ない。
自分で自分の感情に少しだけ戸惑うけど、
『あ〜ちゃんは笑ってて?』
のっちのあの言葉に嘘はない。
何でもない相手に、
そんな言葉を思いつく??
ううん、思いつかない。
私だったら思いつかない。
私はのっちの
何でもない相手
じゃ、ない。
変な自信がある。
多分、きっと、、
のっちが変わったのは私のおかげでしょう??
だけど、ゆかちゃんのことが忘れられなかった、、??
違う。
それは違うよ、のっち。
のっちは、
ゆかちゃんの、
“体”
が、忘れられなかっただけでしょ??
そうでしょ??
そりゃぁ、そこらへんのスタッフさん達に比べたら、
ゆかちゃんを大事に思う気持ちもわかる。
私だってそうだよ。
だけど、
のっちは勘違いをしてる。
のっちのそばにいるべきなのは、私。
そうでしょ??
ゆかちゃんはのっちに興奮と快楽を与えているかもしれない・・・。
だけど、
私はのっちに安心と温もりを与えてあげられる。
のっちは私と、
私と一緒にいたほうがいいに決まってる・・・。
力を失いそうな体と脳みそを奮い立たせて、
ゆかちゃんからのメールに返事をした。






『のっちは私と一緒にいるほうが幸せなんじゃない??(はぁと)』




私たちの
“恋人奪い合い戦”
は、始まったばかりだというのに、
すでに激しい猛攻戦だ。
私たちはお互い降参の仕方を知らない。






最終更新:2009年03月30日 18:56