英語と比較をしながら、Palamsの基本的な文例を見ることができます。
項目の並び順は『Best Avenue Second Edition』(釜池進,エスト出版,2008)を参考にしました。
目次
文の種類
肯定文と否定文
001) As oxp xi. As mi ask.
――I am a male. I'm not a female.
英語と同じSVCの語順であるが、Palamsの繋辞はØであるので、見かけ上はSCとなる。
Palamsは常に、動詞句の直前にmiを置くことで否定文にできる。
実際は「As oxp xi de mi ask.」ということが多い。
002) Ox lozan sul As fol li do As ed ixi Es. vam As mi loz Nak.
――He said to me "I shall kill you." However, I didn't say anything.
このように主語や目的語が長い場合は、文の後ろに持ってくることがある。
003) As eni sav Es kol nafes. fam As sav ami eni fol Ox.
――I can answer your question, but I cannot answer his question.
ここではmiではなくamiを用いる。miは文全体の極性を否定にするが、この文では「eni」のみを否定する必要がある。そこで、語否定のamiを用いる。
実際は省略して「As eni sav Es kol nafes fam ami eni fol Ox.」という。英語でも「I can answer your question, but not his.」と言えるように、並行構文における共通語句の省略が行われる。
一般疑問文
004) pi Es lendolp?
――Are you a teacher?
「Yes, I am.」ならば「isi.」、「No, I'm not.」ならば「eti.」と答える。
Palamsの一般疑問文は、常に文頭にpiを置き、文末を上昇口調で発音する。倒置などは起こらない。
005) pi Es saaj unxur ant Neka.
――Do you like this book?
実際には「unxur」ではなく「xur」だけのことが多い。
006) pi Es mi saaj unxur ant Neka?
――Don't you like this book?
「Yes, I do.」の場合は「eti.」、「No, I don't」の場合は「isi.」と答える。つまり、日本語の「はい」「いいえ」と同じ答え方となる。
007) pi Es eni amz Palams?
――Can you speak Palams? (Do you speak Palams?)
単純に能力を聞いているだけなので、時制は通時制となる。現在時制を使うと、今この瞬間だけに発揮できる能力を聞くことになる。
疑問詞疑問文
008) ask Luxa Lap?
――Who is that woman?
Palamsの疑問詞は有命に使うLapと、無命に使うNafの二つしかない。又、強調する場合以外は英語のような倒置も起こらない。
「Who is …?」という文は、名前を尋ねている場合と、職業や身の上を尋ねている場合がある。前者の場合にLap、後者の場合にNafを使う。
この文に対しては、「Os (名前) zi.」などと答えるのが普通。
009) Es obzan Naf til tik?
――What did you see there?
疑問詞を主題化して強調する場合は、「fol Naf obzan xal Es til tik?」となる。疑問詞を文の前方に持ってくる。通常は省略される主格係詞xalと対格係詞folが現れる点に注意が必要。
tikは直訳しにくそうに思われるが、定性が文法範疇でないPalamsでは、"the place"でも"a place"でも"tik"と書ける。そのため、ここでは"the place"と解釈し、訳すことになる。
010) pi pol Naf xal As lozan fol Nuk?
――Why on earth did I say that?
"why"に相当する疑問詞はないため、"pol Naf"(because of what)として表現する。又、疑問副詞句は倒置して文頭に持ってくるのが普通である。この際、xalとfolが省略できないので注意が必要である。
"pi"は通常、一般疑問文で使われるが、疑問詞疑問文の文頭に付いて疑問の意味を強調する。
011) Es uno ewel Naf?
――How old are you?
"how"に相当する疑問詞はないので、程度を問う場合には、量格のwelを使う。
unoとewelの修飾関係が分かりにくくなるので、これは文頭にewel Nafを持ってくるのを避ける傾向にある。但し、この例文のように倒置しても修飾関係が分かる短い文であれば「ewel Naf xal Es uno?」または「uno ewel Naf xal Es?」と倒置することもある。
012) nul Naf xal Es xod enxur fol tik Neka?
――How did you get here?
手段や方法を問う場合は、具格のnulを使う。
013) kal Naf am til Naf xal Es ebzan fol Ox?
――When and where did you see him?
時刻には時格のkol、場所には処格のtilを用いる。
014) Nek razit Lapa?
――Whose house is this?
whose(誰の)は、Lap(誰)の係在形を使って表す。
WhoseのようにLapaを文頭に出すことはできない。Lapaは修飾語であるのでrazitに対して常に後置される。従って、倒置をする場合は、"razit Lapa"という名詞句ごと文頭に出し、"razit Lapa xal Nek?"となる。
選択疑問文
015) pi Es uj enker mipxut em duxut?
――Do you drink tea or coffee?
選択肢をemで繋いで並べる。英語のWhichのような疑問詞は使わない。
emを使うと、選択肢から1つを選ぶことを表す。又、代わりに「/」を使うこともある。
選択肢を文の前方に移動させ「pi fol mipxut em duxut uj enker xal Es?」とも言える。
(編集中)
最終更新:2013年03月09日 23:46