パスポート情報および、取得方法など

パスポートはかならず必要!!

  • パスポートとは、自国の国民であることを証明する身分証明書であり、これがないと日本を出国することはできませんし、海外で紛失した場合みうごきがとれなくなります。
  • 旅券(りょけん)が正式名称である。航空券と混合しがちなので、間違わないように。
  • 手数料は5年間有効のもの(紺色)で¥11000(12歳未満は¥6000)、10年有効(赤色)で¥16000。未成年者は前者のみ取得可能。
  • 2006年3月以降、ICチップ入りのパスポートが発行されている。冊子の中央にプラスチックの板が綴じてあり、その中にICチップが入っている。

パスポートの申請

各都道府県の窓口(各地によって呼称は異なる)に申請と受領の為に原則2回行かなければならない。日程がずれることもあるので余裕をもって申請しておこう。 1回目は申請手続であり、一般旅券発給申請書等の書類を揃えて住民登録を行っている都道府県のパスポートセンター(旅券窓口)に提出を行う。申請手続は申請者本人でなくても代理申請が可能であり、例えばパックツアー等では旅行会社が代行する場合がある。

2回目はパスポートの受領であり、申請から約1週間程度でパスポートが発行される。受領の場合は原則として身元確認および署名の記入が必要になる為、必ず本人が行かなくてはならない(代理による受給は不可である)受領の際には、申請の際に渡された受領票、返送された官製はがきおよび手数料を持参する必要がある。

新規申請と切替申請

申請手続で必要な書類等(新規申請)

  • 一般旅券発給申請書(パスポートセンター等で入手可)
  • 戸籍謄本
  • 住民票の写し(住基ネット不参加の自治体のみ)
  • 顔写真(縦45×横35mm)
  • 運転免許証など身分証明書
  • 未使用の官製はがき1枚(申請書の住所記載に虚偽がないか確認するため記載の住所宛に返送される)
  • 印鑑

受領の際に持参するもの

  • 返送された官製はがき
  • 申請手続きの際に渡された受領票
  • 手数料(5年有効の旅券:¥11,000または¥6,000、10年有効の旅券:¥16,000)
    • ¥2000を都道府県収入証紙、残りを収入印紙で納付する。証紙・印紙はパスポートセンター等で販売している。

申請の際の注意点

顔写真

パスポート用の顔写真については色々な制約があり、スピード写真など自分で撮影する場合にはあらかじめ気を配っておく必要がある。自信が無い場合は近所の写真屋さんにてパスポート用の写真撮影をお願いした方が無難である。

  • 写真のサイズは縦45mm、横35mm。頭頂から顎までが縦45mmの70~80%に収まるようにする。
  • カラー・モノクロいずれも可。
  • 提出日より6か月以内に撮影された写真を使用。
  • 縁なしの写真である事。
  • 背景が無い事、サングラス、帽子などは着用せず、表情がはっきりわかるようにしておくこと。
  • その他詳細については外務省のサイト参考の事。参考:「外務省 パスポート申請用写真の規格について

署名

パスポートには署名(サイン)欄があり、申請時に自署したものが取り込まれて印刷される。トラベラーズチェックや、クレジットカードの裏面の署名など、パスポートと同じ署名にしておいたほうがよい。場合によっては受け付けてくれないこともある。海外でビザなどの申請をした場合なども、パスポートと同じ署名を求められる。

保管、使用上の注意

  • パスポートについて一番最後の所持人記入欄をのぞき渡航先・追記・査証のページは各国の出入国管理局や大使館・総領事館が使うページであり、メモやスタンプなどに使ってはならない。これらは無用なトラブルの原因になる。
  • パスポートにはカバーをしたほうがよい。出入国審査時に機械で読み取るためカバーをはずす面倒はあるが、擦り切れたりくたびれたようなパスポートは審査のときのトラブルにつながりかねないので、カバーをつけてきれいにしておいたほうがよい。カバーは財布と間違えられて盗難の対象とされないためにもビニールの安価なもので十分である。
  • パスポートは海外において、自分の身分を証明してくれる唯一のものであり、パスポートがなければ滞在中の国から移動することもままならない状態となる。海外旅行中、パスポートは肌身離さず所持しておくことが大事である。絶対に大荷物などにいれないように、現金、パスポート、キャッシュカードなどはX線などでよみとれるため、ぬかれるおそれがあります。持ち歩くと、強盗に襲われたら怖いという人もいますが、その場合はパスポートより、命の心配をしましょう。

紛失・盗難に注意

    • ズボンの後ろポケットやショルダーバッグなどに入れて持ち歩くとスリやひったくりの恐れや、またICチップは破損する恐れもあります。
    • シークレットポケットなど、チャックなどで蓋が閉じ、外見からはどこにあるか目立たない様して持ち歩くようにする、汗でパスポートのインクがにじんだりしないように、航空券とともにビニールなどにくるんだほうがよい。
  • 予め、パスポートのカラーコピーを取っておき、普段はなるべくパスポートを出さないようにしてコピーで代用する。
    • パスポートを提示する機会は空港とホテル(イミグレや外貨との両替、ホテルのチェックイン)程度なので、それ以外で無闇に人目の前で出し入れを行わない
    • 国によっては免税店での買い物や警察等からパスポートの提示を求められた際にカラーコピーで代用できる場合がある
    • 本当にセキュリティが高いホテルであれば、金庫にしまっておくのも一つの手である(原則、パスポートは常に所持するものである。ただし国によってはコピー代用可の国もあるので事前に確認の事)

渡航先でパスポートを紛失した際の手続き

  1. 現地の警察(焼失の場合は消防署)に届け出をし、紛失したことを示す書類(紛失証明書など)を発行してもらう。
  2. 最寄りの日本大使館(総領事館)にてパスポート紛失届を提出し、紛失したパスポートの効力を失効させる。
    • 紛失等によるパスポートの失効手続の為には次の書類が必要である。
      • 紛失一般旅券等届出書
      • 警察、消防署等が発行した紛失を証明する書類(紛失証明書など)
      • 写真規格に則った顔写真(45×35mm) — 予め、国内で撮影した写真を予備に所持しておくと楽である。
      • 運転免許証等の身元証明書
    • 後日、紛失したパスポートが発見されたとしても、紛失届を提出した時点でそのパスポートの効力が無くなるので、再申請することになる。
  3. 紛失したパスポートを失効した上で改めてパスポートの再申請(A)または渡航書の発給(B)を行う。
    • (A)パスポートの再申請には次の書類が必要である
      • 一般旅券発給申請書
      • 戸籍謄本または抄本 — 本籍地の役所から取り寄せることになるので面倒である。
      • 写真規格に則った顔写真(45×35mm)
    • (B)渡航書の発給には次の書類が必要である
      • 渡航書発給申請書
      • 日本国籍である事を証明する書類(本籍地記載の運転免許証、戸籍謄本・抄本など)
      • 写真規格に則った顔写真(45×35mm)
      • 航空券など日程を確認できる物
    • 渡航書は滞在国から日本に帰国する以外に使用できないので、仮に旅行の残日程で滞在国から別の国に渡航するプランがあったとしても不可能である。
    • パスポートの再発行については、申請時と同じくらいの時間(1~2週間)がかかるため、渡航書の発給(発給まで1~3日)を受けるのが一般的である。

渡航書

渡航書とは、渡航先でパスポートを紛失した場合などに日本の在外公館に申請して渡航先から帰国のために発行してもらう公文書のこと。パスポートの再発行を受けている時間的余裕がない場合などに緊急的に用いる。パスポートと違ってあくまで帰国のためだけに用いられるもので、これを使って第三国を旅行したりすることはできず、日本に入国した時点で失効する。また、渡航書が発給された段階でパスポートは失効するので、仮に帰国後にパスポートが見つかったような場合でも、以後それを使うことはできない。

外部リンク

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最終更新:2008年11月12日 06:03
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