不朽不滅の英雄刃・鋭剣ノ型

【不朽不滅の英雄刃・鋭剣ノ型】
 quatuor relic Durandal

所有者:???
タイプ:異能発現型

此処は夜の神殿
白髪の青年は5人の騎士と対峙していた、青年は剣を持ってはいるが、鎧の類いは身に付けていない、一撃食らえば致命傷だ。
それなのに、青年は余裕の笑みを浮かべている。

「燃焼せよ、我が想い——この手に力(ほむら)を灯さんがため」
青年の口から祈りが紡がれた、それは聖なる祝詞か邪悪な呪詛か、いずれにせよ彼等に破滅をもたらすことに変わりはないが。
おお、この輝きは——これこそ神の御遣いより賜りし聖剣か。
その刃は古(いにしえ)の時代より幾星霜経てなおも不滅。
その黄金の柄には聖なる歯と血と髪と衣が納められているのだ。
おお、なんと凄まじき切れ味か、一太刀毎に人を断つ、例え我が身が滅びようとこの剣は滅びを知らぬのだろう
なればこそ次代の軌範と為るために偉大な先代(ヘクトール)がした如く、あらゆる盾とあらゆる鎧、あらゆる希望を断ち切ろう。
この剣砕けぬ限り英雄叙事詩(ものがたり)は終わらない。

——点火
  ignite

【不朽不滅の英雄刃・鋭剣ノ型】
 quatuor relic Durandal

青年の詠唱が終えると同時、5人の剣が殺到する、しかし当たらない、しかも青年はその場から一歩たりとも動いていないと言うのに。
「終わりにしよう」
青年が呟いた瞬間、騎士達は身体を鎧もろとも両断され息絶えた。

そう、彼の能力(イグニス)は空間切断、物体を周囲の空間ごと切り裂く必断の剣。
彼の振るう不可視の刃の間合いに入った者は一つの例外もなく断ち切られる。空間切断の前に一切の物理防御は意味を為さずただ一方的に斬殺されるのみ。
また空間を切断し“ずらす”ことで空間断層を造り出し、敵の攻撃を微動だにせず躱すと言う芸当も可能。

空間を切断すると言う特性上、対処するには空間操作系の能力を有するイグニスでなければならない。
なおこの能力による攻撃を受け止めることが出来るものは七層の亜空間防壁を展開するイグニス、「アイアスの盾」以外に存在しない。

ステータス
破壊力[A++]
強制力[A+]
拡散性[D+]
操作性[C]
適合率[B+]

【破壊力】異能を攻撃に用いた際の破壊力、この数値が高いほど殺傷性に優れる。

【強制力】異能の効果を相手や世界に強制させる力、異能の強度、この数値が高いほど自分の異能を相手に破られにくくなる。

【拡散性】異能の効果をどれだけ広範囲に拡散できるか、この数値が高いほど遠くまで異能の影響を及ぼせる。

【操作性】異能をどれだけ正確に思い通りに操れるか、この数値が高いほど異能は応用が利く。

【適合率】異能と使用者の相性、この数値が高いほど発動時の負担やデメリットが少なくなる。

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最終更新:2017年03月29日 17:16