(18)130 『野良猫、動かず。』

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&br() 飛んでくる相手を右にいなして――― 斬りかかる相手には正面から突き入れてやって――― 回り込んでくる相手にはヒジ食らわせて――― 最小限の動きでの連携技。今までとは違う動き。ニューれいなやね。 れーな、こうやってじっとしとったって攻撃できるとよ? 相手もれーなが動かんとわかるとアホみたいに寄ってきよる。 そこをこうしてイチモウダジンにするっちゃよ。ね? 効率いい。 「おらー!!! かかってこいやー!!!!!」 れーなの挑発にカンタンに乗っかって、敵サンは集まってくる。 さぁ、来い。まずはどいつから? れーなの右、食らわせちゃるよ? ぐぉああああああああああああああ!!!!! 人とも怪物とも思えん奇声を上げて襲いかかる相手に右の拳を振り上げた瞬間、 辺りが明るい光に包まれて、次に瞬きをした時には、敵は消え去っていた。 「アホはどっちやー、バカれいなー」 光の技の主、愛ちゃんはれーなを軽くにらみつけながら地上に降り立った。 うわ、マズい。愛ちゃんにはバレとう。逃げたいけど、れーなは動けない。 「んなん、気づかんワケないやろ? ちゃんとさゆに治してもらってな」 そう言うと愛ちゃんはひょいとれーなの腕を肩にかけた。 今まで強がってたけど、その時初めて右足がめちゃくちゃ疼いた。 だって、言えんやん。自分の不注意で足ひねったなんて。それで戦えんなんて。 でも結局はバレとうと。やけん、やっぱ仲間って頼りにせんとね。 れーなは何かこっぱずかしくなって、ゴメンナサイとつぶやいてから愛ちゃんにしがみついた。 ---- ---- ----

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