(25)011 『絶対解ける問題 X=A+Se(1)』

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&br() 「お久しぶりですねぇ、さゆみの目は誤魔化せても私の目は誤魔化せませんよ」  >道重さゆみ、道重さえみに人格転換  >戦闘モード  >左腕、再生準備 「氷の魔女さんはその後お元気ですか?」  そうだ、かつて『さえみ』が初めて現れ氷の魔女が死の危機に陥った際  私に魔女救助の緊急ミッションが下ったのだ 「ずっと会いたかったんですよ。貴方に」  魔女の容態、そして未知のエネルギーを操る敵・・・あの時私のCPUは交戦を避けることを選択した  驚くべきは、A-MAXを発動してアクセルモードで超高速移動して魔女を救い、走り抜けた私の顔をこの女が  認識し、覚えていたことだ  警戒度「S」・・・Sランクの能力者  組織にも片手で数えるほどの数しか居ない最高クラスの能力者のカテゴリーにこの道重さえみは  位置づけられている。  それにしても、会いたかったとはどういうことだ?  >左腕、再生中・・・完全再生まで、残り5分47秒  マズい・・・左の前腕部が丸ごと消し飛んだことに加え、亀井絵里に修復用のナノマシンの多くを  分け与えたことによって再生速度が著しく低下している  A-MAXは・・・24時間に1回しか使用できない。残念なことに、つい先ほど使用したばかりだ 「おや、腕が復元してきていますねぇ。やはり私の見込み通り、貴方はあの魔女と同じく世の理(ことわり)から外れた存在・・・」  >破壊エネルギーの放出を検出  >軌道予測、回避  ちっ!また掠った  右の脇腹が消し飛ぶ  軌道を予測しているとはいえ、不規則に放射される波動を完全に回避することは難しい  世の理・・・何のことだ? 「でもあの魔女と違って貴方の魂は囚われている・・・解放してあげます、その無限の牢獄から」  >破壊エネルギー、拡散  >回避不能  波動を細切れにして飛ばした!?  全身を何か所も細かく削り取られていく  囚われている・・・?  私の、魂・・・?  >システムに問題発生  >思考修正、戦闘に集中  >ダメージ、再生速度の限界値を突破  >修復不能  マズい・・・このままでは  反撃に転じなければ  >目標をスキャン  >目標の周囲に破壊エネルギーフィールドの展開を確認  打つ手が、無い  交戦記録で見た氷の魔女との戦いでもそうだったが奴は自分の周囲に破壊エネルギー  のフィールドを展開している。  あのフィールドに触れた物体は全て塵となり消し飛ぶだろう・・・物理攻撃は不可能だ  バタン!その時、ICUの扉が開く  回収班!マズい! 「逃げ・・・」 「邪魔です!消えなさい!」  医師、看護士の変装をして入室してきた回収班6名が一瞬にして崩壊し、塵と化す  この女には迷いも躊躇も無いようだ  >破壊エネルギー、放出  >軌道予測、回避  軌道は・・・超低空  破壊の波動がリノリウムの床を消滅させつつ私へと向かって来る  跳んで、避わす  ・・・軌道が変わった!?  上昇した波動が、私の両足を捉える  しまっ・・・た。崩壊していく両足  私は着地できず、床に転げ落ちる  >目標の破壊エネルギー、更に増大 「なかなか丈夫ですねぇ、貴方は。でももう終わりにしましょう」  道重さえみが右手を上に掲げると  今まで不可視だった破壊エネルギーが可視状態となり、どす黒く渦を巻く巨大な球体に姿を変える 「恐れることはありません。貴方はただ戻るだけなのです、正しい輪廻の理に」  禍々しい、力  奴は「理」とやらを守る為にこの力を神から与えられたのか  >回避不能  ここまでか・・・  私は一体何だったのだ  何も分らないまま消えていくのか  訳のわからないデタラメな存在のまま  ・・・  ・・・ ---- ---- ----

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