※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。
―このトンネルを抜ければ明るい外の世界
そう信じて独り歩いてきた。
だけどようやく抜けたトンネルの先にあったのは夜の闇。
トンネルの中よりも暗い、どこまでも続く闇の世界。
―もう、この闇と同化するしか自分には救いはない
そんな絶望にとらわれていたあの頃。
だけど今は違う。
「朝は必ず来る。誰にでも。どんなときでも」
あの人がそう言ってくれたときが、れいなにとっての夜明けだった。
最終更新:2012年12月17日 11:41