(24)593 名無し募集中。。。 (グルグルパンダ)

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ここは都内の某テレビ局。その一室に、久住・ジュンジュン・リンリンの3人がいた。
アイドルである久住がこの場にいるのは何ら不思議は無いが、あとの2人は何故ここにいるのかと言うと

数日前の喫茶リゾナントでの事。
道重がテレビ観覧に応募して、ペア一組の当選ハガキが来たのは良かったけれど、その観覧日はちょうどレポートの発表があり、一緒に行こうと思っていた亀井も定期検診の日だという
その時来ていたジュンジュンとリンリンが、住み込みの中華料理店が丁度定休日だという事で、観覧ハガキが2人に譲られた。

2人が観覧するモノマネ特番の収録が半ばを過ぎた頃、太めの若手女芸人が月島きらりのモノマネで登場。その完コピぶりにリンリンは大ウケ、ジュンジュンはポカーン
するとなんと月島きらり本人が、スタジオに登場!女芸人も観覧客もビックリ!そしてきらり…否、久住もまさかのビックリ。何しろ、見慣れた顔が2人も客席にいるのだから


収録終了後、2人を自分の楽屋に招き入れる久住。なかなか見る事の無い、きらりとしての久住のリラックスして楽しそうな様子に、スタッフは少し驚いているようだった

「ビックリしたよぉ~、小春が出ていったら真っ正面に2人がいるんだもん」
「リンリンもビックリしたデス。久住サンの真似シテたモノマネ豚野郎もバッチリ踊っててビックリしたデス」
「可奈子さんを豚野郎とか言わなーい!誰に教わったのそんな言葉!てゆうかジュンジュン何勝手に食べてるの~!?」
「テレビ局はタダで色んなモノが食べれるノダロ?モグモグ」
「あーん、楽しみに取っておいたパンケーキだったのに~!もうジュンジュンのバナナもらっちゃうから」
「何スル久住!人のカバンを勝手二!モグモグ」

―――!!!
その時感じた闇の気配。一瞬で真顔になった3人は、その場から立ち上がる

「マネージャーさぁん、せっかくなんで局内を2人に案内してあげてきて良いですかぁ?」

笑顔の久住の問いに、あまり遅くならないでね、と答える女性マネージャー
3人は小走りで、闇の気配のする方へ向かっていった


無人の大きなスタジオ。あれから数分後、3人はここに立っていた
隣のスタジオからはクイズ番組収録の喧騒が僅かに聞こえてくるが、3人は渦巻くダークネスの気配に神経を集中させている。

「キャハハハハ!」

突如、イラっとくるような高い笑い声が響いた
声の元に3人が目を向けると、そこには背の小さい女が1人。

「誰ダお前ハ」

身構える3人。

「おいらの復活記念に、テレビに出てあなた達に教えてあげようと思ったんだけどさ、そこのあなたの変わり果てた姿と一緒に、ね。キャハハハハ」

女は久住を指差してそう言った。
ジュンジュンとリンリンは久住を守るように一歩前に出る

「でも3人もいたなんてすごーい!手間が省けて助かっちゃった。キャハハハハ」

女が指を鳴らすと、白い特攻服を着た6人の男たちが現れた

「遠慮しないでやっちゃって」

そう言われた男たちは、まるで武器を持っているかのように空を掴む
それを見た3人は疑問の表情を浮かべた、その瞬間――


空のはずの男たちの手元から、3人に向かって銃弾が浴びせられる。間一髪でそれを避けるジュンジュンとリンリン。
しかし久住は左脚から少し血が滲んでしまっていた

「すごーい!ねぇそう思わない?この人達エアバスターって言うの!イメージした武器から実際の攻撃が出来ちゃうんだから!キャハハハハ」

男たちは今度は刀剣を持つように空を掴むと、3人に向かって駆け出してきた
傍らに転がっていた鉄パイプをとっさに掴み、攻撃を受け止める3人。
金属が削れあう音が鳴り響く攻防の中、3人は違和感を感じていた

―――能力が使えない!?―――

「あっ、もしかして気付いちゃった?能力が使えないって事に。キャハハハハ、おいらの能力は、他人の能力の阻害なんだよ」


一気に表情が曇る3人。特に久住は、顔面蒼白だった。
ジュンジュンとリンリンにはまだ身体能力が備わっているけど、自分は能力が使えないと普通の女の子と何ら変わらない…
そう思っている間にも、エアバスターの攻撃は続いてくる

「久住、危ナイ!」

久住が攻撃をかわしきれないのを見たジュンジュンは、自分への攻撃をすり抜け、久住に攻撃を加えているエアバスターを突き飛ばそうとする。
だが次の瞬間、宙を舞っていたのはジュンジュンの方だった。ジュンジュンはスタジオの隣の倉庫への扉を突き破り、ドサッという音と共に土煙が舞う

ジュンジュンが起き上がってこない。姿を現さない。
久住とリンリンの表情は、絶望の色が濃くなっている

「あの娘はダウンしちゃったみたいねー、キャハハハハ!あなた達から先に楽にしてあげる」

エアバスターは再び銃を構えるように空を掴んだ、その時――


響き渡る獣の吼える声。
その瞬間、倉庫から白黒の獣が飛び出してきた。

「どうして…?能力は封じているはずなのに!」

そう言い終わるかどうかのうちに、背の小さい女はパンダの体当たりを受け、突き飛ばされていた

その様子を見た久住とリンリンは、自分の能力が使えるようになったのを確認。

「リンリン、行っくよぉー!」
「反撃開始デスネ!」

ジュンジュンが飛び出した事で散らばった倉庫の中の物のなかから、きらりちゃんグッズのスターライトタンバリンを6つ手にしたリンリン。

「ふ・アイヤー!」

炎を上げたタンバリンを、輪投げの要領でエアバスターの手元へ投げるリンリン。
その瞬間、エアバスターの手元で爆発が起きた

「エアバスターなんて真ッ赤ナ嘘。特殊な鏡を武器にコーティングしてイタだけデス。中国デ、似たヨウなマジック見た事アリマス!」


得意気なリンリンに、久住も続く

「ウチらの魅力、何かお解り?」

エアバスターに落ちる6筋の赤い雷。後には焼け焦げた地面だけが残った

「ちょっとシビれさせ過ぎちゃった☆カナ」

パンダ化したジュンジュンに駆け寄る2人。だが、そこにいたのは―――








「えええええええええ!?着ぐるみいいいい!?」
「そうダ。ジュンジュンの落ちた倉庫にアッタ。コレ着て獣化能力出来る見せカケテあの女動揺サセタラ、2人能力使えるナッタ」

突き飛ばされて崩れたセットの瓦礫の中から、女が這い出して来る。

「時には間違える事だってあんだよ、クッソー!!!」

捨て台詞を吐いて煙幕を張ると、小さい女は姿を消していた

「久住サン、服ボロボロだヨ」
「あーん、これ次の番組の衣装だったのに~。買い取らなくちゃあ…」
「久住、コレモ買い取れ」
「着ぐるみはちゃんと戻してきてよ!それにリンリンもきらりちゃんグッズ燃やすなんてヒドいよぉ~」
「違いマスヨ、あのタンバリン無かったら勝てナイデシタヨ。久住サンのおかげデ勝ったデス」
「えっ、そ、そっかなぁ~。エヘヘ」

ウチらはさらに日本全国ゲンキの花咲かすんだ。
ねぇねぇ、ほら!胸張って行きましょ!




















最終更新:2012年12月02日 08:57
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