エサの世話はとても大変で手間のかかる作業です。
しかしエサとなる草木は幼虫のすみかも兼ねているため、絶対に切らしてはなりません。
アゲハチョウの
食草となる草木は、いずれも育てるのに広い土地が必要だったり、
野原にしか生えていなかったり、マンション暮らしの人だったりすると常備はほぼ不可能です。
なので、鉢植えのミカン類を用意したり、ハーブの類を使ってみたりするのも手です。
室内で飼う場合は、空きビンなどに水をため、そこに切った枝葉ごと差し込んで活けるのが良いです。
この時幼虫が水中に落ちてしまわないよう、必ずフタをしておきましょう。
その他にはアルミホイルの中によく濡らした綿を入れ、そこに切った枝を挿しておくのも良いです。
しかしこの方法では枝の寿命はもって5日程度ですので、まめに新しい枝を用意してあげましょう。
また、小さい幼虫はアゴの力が弱いため、硬い葉っぱをかじる事ができません。
出来るだけ柔らかく大きい、健康で青々とした若葉を用意してあげるのが理想です。
ミカン類や、山椒、パセリといった植物は、園芸店やスーパーでも良く見かける事があります。
こういった売り物には当然ですが農薬が使われている事が多く、幼虫が食べると死んでしまいます。
食草は必ず自然のものを用意してあげて下さい。
最終更新:2011年08月04日 18:37