ヨコヅナ

 体長5cmほど。ボンタス地域、ヒンガム地域などに生息。
 なんとも珍しい外見をした、両生類の一種。カエルに近い仲間であると言われている。
 しかしその容貌はどう見ても日本の相撲文化におけるそれであり、奇妙すぎる類似性に動物学者は首をかしげるのみである。この謎については昔から諸説あり、現代においても有力な説として以下のふたつが知られる。
 『ヨコヅナを見た日本人が、相撲のアイディアを思いついた』
 『かつて毎日の厳しい稽古に堪え兼ね、部屋から逃げ出し、大自然に飛び出した力士の子孫が、今では5cmほどの両生類として繁栄している』
 すなわち「相撲が先か、ヨコヅナが先か」ということなのだが、ヨコヅナは最近になって発見された新種の生物であり、進化の系統も「カエルに近い」ということくらいしかまだ判明していないので、真相が解明されるのはまだまだ先になりそうである。ふたつの説のうち、前者であれば人類学上の大発見だし、後者であれば進化論上の大発見である。どちらにせよ研究成果が待たれるところ。
 ちなみに性格はわりと臆病で、アリクイヘビクイアリクイヘビに見つめられると、たちまち動けなくなってしまう。ちなみに、もちろんアリクイヘビクイアリクイヘビがヨコヅナを食べることは一切ないので、それはまったくもって独り相撲だったりする。
 おあとがよろしいようで。
 魁皇関がんばれ!


最終更新:2009年07月07日 16:06