体長60cmほど。カイホ地方などに生息。
らんま1/2(
オニヤンマニブンノイチのモチーフとなったマンガ)、この前ケーブルテレビで観たのだが、シャンプーが一番かわいいと思った。
ところでシャンプーといえば、シャンプーのボトルってものすごく鳥っぽいと前々から思っていた。胴体から伸びる細い首、そしてクチバシ。翼を付ければそのままHACから飛び立っていきそうなほど似ている。
だからつまり、シャンプーっていうのは鳥の模倣なんだと思う。鳥をヒントにしてシャンプーは作られた。鳥がいなければシャンプーは生まれなかった。
もちろんそれは外見だけに限った話ではない。
鶯の糞が化粧品になったり、燕の唾液が高級食材になったり、鳥の体液というのはヒトにとって何かと役立つ。そういう流れでシャンプードリの体液もまた、シャンプーとして昔から役立っていたのだろう。
シャンプードリの頭を上からプッシュすれば、ちょうど適した量のシャンプー液がクチバシから飛び出してくるのだ。そしてそれで髪を洗えば、髪質はもう最高である。リンスなんかぜんぜんいらない。ハリウッド女優とかは大抵これを使っている。
しかし決していいこと尽くめとはいかない。天然素材の常として、品質はいいが稀少なのである。
シャンプードリのシャンプーは市場にもなかなか出てこない幻の逸品であり、そんじょそこいらの庶民では、それで髪を洗うことなど夢のまた夢なのだ。
だからここに「人工シャンプー」が作られた。代替策としての「人工シャンプー」が。
我々が店先で見かける製品は、もちろんどれも「人工もの」である。
しかしそこに引け目を感じるのは早計というものだ。髪にこだわり、本物にこだわることが必ずしもよいとは決して言えない。シャンプードリの出す「天然もの」のシャンプーを使ってたハリウッド女優たち、鳥インフルエンザに感染して大変だったらしいから。