2103年、某日。
とある八人が、同じ場所にいるわけでもないのに、同じ”人物”に質問された。
――――明日、キミタチの大切な人が殺されるとしたら、どうするかナ?
そんなふざけた問いにも関わらず、問われた者たちは”誰一人としてふざけることなく”こう返した。
「絶対に殺させねェ。むしろそいつを殺してやンよ」
狂乱せし蒼の刃――――佐倉翔也。
彼は亡霊。未練を残し続ける傲慢な男。
「守る、その為に俺は………」
既に亡き炎の誓約―――――樋川辰則。
彼は竜騎士。嘗て誓った約束を胸に抱き続ける男。
「殺させない。この命にかけて決してだ」
偽悪を唄う疫病神―――――八雲乙葉。
彼女は災厄。たった一人を守るついでに世界を守る女。
「この私の、魂の全霊を以ってして、その原因を排撃します」
嵐を抑制する冷熱―――――御影瑛。
彼女は抑止。宝を荒らす全ての因果を鎮める女。
(中略)
そしてその翌日、異形のものたちが彼らの元に降り立った。
禍の目的は三つ。
一つは言うまでもない、彼ら八人の大切を滅ぼすこと。
理由は馬鹿げたもの。
ただ、彼らがそこにいたから。
残りの二つは埋もれたまま、されど彼らは立ち上がる。
理由なんか要らない、自分たちの”絆”に手を出した愚かな”禍”を殺すために。
―――――地獄の日々が、始まる。
※中略について。
後の四人は壬生紅葉、友永和樹、岡崎朋也、山上儀助なんですが。彼らがどう返すとかがわからんので中略にしました、あしからず。
by浜口さん
儀助「明日? 眠てェこと抜かしてるから、今日死ぬハメになるンだよ」
といって即殺にかかると思う。
byWINDさん
和樹「この身を盾にしてでも、抗う。命にも、体にも、心にも、指一本触れさせない」
こんな感じかな? 前に似た事言われて失敗してるし。
byかいとさん
朋也「どうもしないさ。何時も通りに明日へ向かう。ま、大切な奴らなんかにたどり着かせはしないがな」
凍界統べる双犬の王――――岡崎朋也
彼は策師。目的のためには世界も騙す男。
こんなかんじかにゃー
最終更新:2007年09月25日 13:38