実行待ちプロセスの数を確認するにはtopコマンドを使用します。

# top
-----以下は表示内容------------------------
top - 09:12:29 up 55 days, 15:09, 2 users, load average: 0.84, 0.48, 0.33

上記の「load average」の3つの数字は左から順番に1、5、15分間の実行待ちプロセス
の平均数になっています。
ロードアベレージがCPU数より大きくなっている場合は「処理が追いついていない」
つまりサーバ負荷が高いということです。



# top
-----以下は表示内容------------------------
Cpu(s):  0.0%us,  0.0%sy,  0.0%ni,100.0%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.0%si,  0.0%st

us(user) 実行している割合
id(idle) お休みしている割合
wa(wait) 待ち状態の割合

serの値が大きい(100%に近い)場合はCPU負荷が高くなっています。
CPU負荷の高い状態が継続している場合はCPUがボトルネックになっています。

idleが大きい場合はCPUがほとんど使われていません。仮にサーバ負荷が高いとしたら、
ボトルネックは別の所にあるということです。

waitが大きい場合はI/O待ちをしているプロセスが多く存在する可能性があります。
この場合はディスクI/Oかネットワークがボトルネックになっている可能性が高いです。



 PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND
7008 root       5 -10  256m 146m 137m S    7 14.5   1:37.05 vmware-vmx
6725 root      15   0  2192 1008  796 R    1  0.1   0:03.64 top
7037 root       0 -20     0    0    0 S    1  0.0   0:02.75 vmware-rtc
 406 root      10  -5     0    0    0 S    0  0.0   0:05.34 ata/0
   1 root      15   0  2060  372  348 S    0  0.0   0:00.54 init

PID プロセス識別番号
USER プロセスを実行しているユーザ
PRI 優先度
NI 相対的優先度【-20(最高)~19(最低)】
SIZE プロセスの容量(KB)
RSS プロセスが使用している実メモリ(KB)
SHARE プロセスが使用している共有メモリ
STAT プロセスの状態
【S】スリープ状態
【T】停止中
【D】割り込み不可(sleep)
【N】ナイス値がプラスの状態
【<】ナイス値がマイナスの状態
【R】実行中
【Z】ゾンビ状態
【W】スワップアウト状態
%CPU CPU使用率
%MEM 実メモリ使用率
TIME プロセスの実行時間(秒)
COMMAND 現在実行中のコマンド名




実行中に結果を並べかえる

Shift + n プロセスID順
Shift + a 新しいタスク順
Shift + p CPUの使用時間率の長いもの順
Shift + m メモリ使用量が多いもの順
Shift + t 実行時間が長い順
u 特定のユーザ権限のプロセスだけを表示
s TOPコマンドの更新間隔(デフォルトでは5秒)を秒単位で指定します。
q TOPコマンドを即座に終了させます。【Ctrl+c】も同様。









最終更新:2008年08月27日 09:03