┃smb2.0によるCIFSの高速化対応
通常、ファイル共有で使用するCIFSというプロトコルはサーバ・クライアント間の通信量、通信回数
が多い為、
FTPなどと比較した場合に速度的に遅い状況にある。
しかしWindowsVistaよりSmb2.0が採用され、通信の最適化が施された。
[root@developsv ~]# smbd --version
Version 3.0.33-3.29.el5_7.4
[root@developsv ~]#
上記の場合は「samba-3.0」であることがわかりました。
smb2.0を有効にするにはsmb.confの[global]セクションに「max protocol = SMB2」を追加してSambaを再起動する必要がある。
ちゃんとSMB2で通信しているかを確認する方法
WireSharkeで特定のプロトコルのみ表示させる機能がある。
【表示用フィルタの基本的な使い方】
Wiresharkを起動すると、上部のツール・バーの表示フィルタを設定する場所がある
Filter入力欄に1文字入力するごとに条件式の構文が正しいかどうかがチェックされ、正しい式になると入力欄の背景が緑色になる。
Filter欄に「smb2」と入力する事で当該プロトコルのみ表示される。
【表示フィルタで指定できるプロトコル名】
Name |
Protocol / Detail |
netbios |
NetBEUIプロトコル。SMBはNetBEUIやTCP/IP上に実装されている |
nbns |
NetBIOS名前サービス |
nbss |
NetBIOSセッション・サービス |
nbdgm |
NetBIOSデータグラム・サービス |
smb/smb2/smb_netlogon |
Server Message Block。Windowsネットワークにおける基本的なファイル共有プロトコル |
browser |
ブラウザ・サービス |
mailslot |
メールスロット |
pipe |
名前付きパイプ |
ldap |
軽量ディレクトリ・アクセス・プロトコル |
srvsvc |
ファイル・サーバ・サービス。ファイルを公開する側のサービス |
最終更新:2011年12月30日 11:45