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[「漁船見えないわけがない」僚船乗組員ら怒りの証言 (読売新聞)]の変更点

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国防を支える最新鋭艦が、なぜすぐ近くの漁船を見落としたのか。千葉県の房総半島沖で19日早朝に起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故。  防衛省が「調査中」を繰り返す中、清徳丸の僚船の乗組員たちは「イージス艦がまっすぐ走ってきた」「相手から見えないわけがない」などと怒りに震えながら、事故前後の様子を証言した。  清徳丸の親子2人の行方は依然不明で、地元の千葉県勝浦市では、家族や仲間が生還を祈って、真冬の海に必死に手を合わせていた。  「こっちの船がよけるんじゃないかと思っていたのか、ほとんどまっすぐ走ってきた」  清徳丸が所属する新勝浦市漁協では、事故当時、現場海域にいた僚船のうち「 金平丸 ( きんぺいまる ) 」の船長、市原義次さん(55)らが19日夕、記者会見に臨み、イージス艦の回避行動の遅れを厳しい口調で非難した。  市原さんらによると、金平丸がイージス艦「あたご」とすれ違ったのは、同日午前4時すぎ。市原さんはコースが重なっていることに危険を感じ、回避しようとして金平丸のかじを右に切った。  僚船の清徳丸はその直後に衝突したとみられる。市原さんは、あたごが照明をつけて停船したのも目にしたが、「自分の船を見て止まったのか」と思って、衝突が起きていたことに気づかなかったという。そのまま三宅島方面に向かって操業していたが、午前6時ごろ、無線連絡で初めて事故を知った。  清徳丸に無線で呼びかけたが応答がなかったため、知らされた位置を確認したところ、ほぼ同艦を回避した位置だったという。  同席した同漁協の組合長、 外記 ( げき ) 栄太郎さん(80)も、「漁村始まって以来の大事件。乗組員の安否を心配している」「ミサイルを撃ち落とす近代的で優秀な船が、こんな小さい船を壊して、自衛隊はたるんでいる」と怒りをあらわにした。  同じく僚船の「康栄丸」の船長、中ノ谷義敬さん(61)は「レーダーでは半径約3・6キロ以内に、5隻ぐらい漁船が映っていた。イージス艦に(清徳丸が)見えていないわけがない」と話した。  防衛省では、午後11時から、この日5回目の記者会見が開かれ、海上自衛隊の河野克俊・海幕防衛部長が「海保が調査に入っており、現時点では確定的なことは申し上げられない」と前置きをしたうえで、ようやく事故の概要を説明し始めた。  あたごが衝突の直前、急制動をかけて回避行動をとったことを明らかにしたが、報道陣から、清徳丸の存在を見落とした可能性について指摘されると、「調査中」「報告が上がっていない」と疲れ切った表情で繰り返すだけだった。 [ 2008年2月20日3時27分 ]

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