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オカシイ世の中覚え書き

パート3

 ここで、野上氏とガーナとの関係に話がつながる。野上氏の会社には、「日本ガーナ教育貿易振興協会」の看板が掲げられている。先の関係者が言う。
「野上氏は、ガーナ大使館と関係の深い人物から、1年ほど前に大使を紹介された。それ以来、野上氏は贈り物をし、赤坂の韓国クラブにもたびたび招くなどして大使を篭絡して行った」
 大使が来日したのは平成14年。大使館関係者は話す。
「大使に近い人たちが、何度か野上氏に気をつけるよう忠告していたが、大使は聞く耳を持たなかった。そして次第に野上氏に取り込まれていったのです」
 ガーナの大統領が訪日した際には、野上氏は宿泊先のホテルの部屋にフルーツを届けている。大統領と久間氏を引き合わせた狙いはなんだったのか。
「野上氏の話によれば、中国に自転車工場を作り、その自転車を日本のODA資金で買い上げてガーナに送るということだった。それとは別の機会に、ODAでガーナに自転車工場を造るとも行っていた。いずれにせよODA絡みの話なので、久間氏の政治力を利用しようとしたのではないか」
 野上氏とB氏、久間氏との交友関係の延長線上に、ガーナとの商売が透けて見えてくる・・・
 B氏はこう語る。
「野上氏は、久間長官の後援会長から紹介されました。顔見知りになると、手土産を持ってしょっちゅう会社にやってくるのです」
 ガーナの仕事を持ちかけられたこともあったという。
「野上さんからガーナ大使館の方を紹介されたが、無理やりという感じで弱った。彼がガーナを舞台に商売をしたいという計画は確かにあったが、私は断った。この件では、久間長官にも、”野上さんとは公私を別にしたいので断りました”と伝えてあります」
 そして今では距離を置いているという。
「今年9月、銀行の方から野上氏がそういう方だと聞き、注意したほうがいいとアドバイスされた。直ぐに長官にもお伝えした。”そういう奴だったのか”といっていましたが、今もお店に行っているとは知りませんでした」
 久間氏は、野上氏の前歴を承知の上で、韓国クラブに出入りしていたのである。
 これまでにも久間氏は、橋本内閣で防衛庁長官を勤めた歳に長官室で暴力団関係者と記念撮影し、それが明らかにされて問題になったことがある。さらに、暴力団関係者を私設秘書にして、資金集めをさせていたこともマスコミで暴露された。その都度、久間氏は知らぬぞんぜぬを決め込んでいたが、今回の取材に対しても、久間事務所の回答は「ノーコメント」である。
 12月12日、ホテルニューオータニの広間で「久間章生君を囲む会」という名称の内輪の忘年会が開かれた。関係者によれば、
「見るからに強面の人たちが混ざっていた」
 初代防衛大臣にはもっとも不適格な人物といわざるをえない。

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最終更新:2006年12月26日 18:12