オカシイ世の中覚え書き

安倍 青木の脅しに3連敗 (ゲンダイネット)2006.12.16

安倍首相が言い出した「来年夏の参院選候補差し替え」が、もう腰砕けだ。9日に「私が責任を持って決める。党執行部で厳選していく」と宣言したのに、11日に青木幹雄参院議員会長から「都道府県連は最強の候補だと思って申請を出したのに(差し替えとは)どうなっているんだ」と批判された途端、「(記者団に)聞かれたから答えただけ。差し替えるとは言っていない」と、逃げ出してしまった。

 本人は「候補者差し替え」の強い指導力で50%を切った支持率の回復をもくろんだものの、逆に無力さを露呈してしまった。これで安倍が青木の“脅し”に屈したのは、造反組の復党、道路特定財源見直しに次いで3度目で、3連敗だ。

 政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「やはり安倍さんに首相ポストは荷が重すぎたのかもしれません。年齢と政治家13年という経験不足、青木さんらベテラン議員との格の違いはどうしようもない。今の安倍さんは決断力不足で支持率が下がり、ベテランの言いなりになって、また支持率が下がるという負のスパイラルに陥っています」

 発足から3カ月目、早くもレームダック(死に体)化が始まった。

【2006年12月13日掲載記事】

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最終更新:2006年12月28日 00:46