オカシイ世の中覚え書き

福田康夫首相 5000万円脱税疑惑ー①

二世議員ならではの”悪質”な資産形成術

 1月30日夜。都内某所の料亭で麻生太郎元外相と中川秀直元幹事長が、菅義偉元総務相の仲介で密会し、政界関係者を驚かせた。
 全国紙政治部記者がこう解説する。
「ガソリン税が個々まで世論の反発を受けている以上、福田体制での解散・総選挙はありえません。そこで今回の与野党合意による暫定税率維持を花道に福田内閣は総辞職して、人気の高い麻生氏にクビを挿げ替え、総選挙に打って出るというシナリオが現実的になって来ました」
 「ガソリン国会」が混迷の度を深めている。
 政府与党は、「つなぎ法案」という「奇策」を弄してまで「59兆円の道路利権」を必死に守ろうとしたが、土壇場で取り下げるという失態を演じた。
 1月29日夜、与党側は3月末で期限切れとなるガソリンや軽油にかかる揮発油税の暫定税率の期限を2ヶ月間延長する「つなぎ法案」を提出。翌日に衆院財政金融、総務両委員会で強行可決したものの、衆参両院議長の斡旋で「3月末までに一定の結論を得る」という与野党幹事長合意が成立した。
 だがこの合意は玉虫色の「先送り決着」に過ぎず、混乱を先延ばししたに過ぎない。与党側は、与野党合意で「税制関連法案の年度内採決は確約された」と判断しているが、民主党は中小企業優遇税制などの税制関連法案からガソリン税などの暫定税率部分の分離を求めているのだ。
 ガソリンには、本来1リットル当たり28.7円のところ、53.8円問い奪い近い税金が38年間も「暫定」名目で徴収されてきた。政府はこれを延長し、10年間で26兆円もの税金を「暫定」措置として国民からむしりとろうとしている。
 しかも、実際にはガソリン税の一部が、国土交通省職員用の宿舎建設費や車購入費、レクリエーション費として野球のグローブや卓球のラケットなどの購入に当てられていたことも分かった。国民に税金を、役人が悪びれることなく無駄遣いしていたわけだ。
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最終更新:2008年02月09日 08:20