疫学
HSP患者における発症率
・Sanoらの報告では134人中65人(49%)(Eur J Pediatr 2002)
・De Almeidaらの報告では142人中70人(49.3%)(J Pediatr (Rio J) 2007)
・Kakuらの報告では194人中65人(33.5%)(Kidney Int. 1998)
発症時期
・Sanoらの報告ではHSP発症後3か月以内に97%が腎障害を発症(Eur J Pedatr 2002)
危険因子
Sanoらの報告(Eur J Pediatr 2002)では以下の危険因子が挙げられた.
・強い腹痛
・4歳以上
・持続する紫斑病
De Almeidaらの報告(J Pediatr (Rio J)2007).
・危険因子として強い腹痛, 消化管出血, コルチコステロイド投与が特定される.
・強い腹痛は有意なHSPN発症の予測因子であった.
Kakuらの報告(Kidney Int. 1998)
・危険因子として強い腹痛, 持続する紫斑, 凝固因子XⅢ活性の低下が特定される.
