病態生理
・主として以下の原因により呼吸障害をきたす:
・気道閉塞
・化学性肺炎
・肺サーファクタントの活性阻害
画像検査
胸部X線
・索状斑状の浸潤影と部分的な肺胞過膨張を示す気腫像が混在している.
・チェックバルブによる肺過膨張所見がみられる.
・エアリークを伴う事は多い.
・X線所見の重症度は臨床的重症度と必ずしも相関しない.
管理
抗菌薬治療
・MAS単独では必ずしも必要ではない.
・ただし, MASに細菌性肺炎が合併することは多く, 胸部X線で浸潤影を認める場合には区別が難しいため,
適切な培養を得た後広域な抗菌薬治療を開始する.