病態生理
新生児早期
・新生児期には胎児期よりも高い酸素濃度の環境に曝露されるため, エリスロポエチンの産生が抑制され, 赤血球系の産生が抑制されることにより発生する.
管理
エリスロポエチン
・遺伝子組み換えヒトエリスロポエチン製剤を投与する.
・投与量; 200U/kgを週2回投与する.
・開始時期:
・日齢3以降で皮膚が安定化した時期(2週間以内が望ましい) 1)
・Hb 12g/dL未満を目安に開始する 2)
・中止時期: Hb>12g/dLもしくは修正36-40週 1)
・重症感染時にはエスポーや鉄剤の投与は中止する.
鉄剤
・生後3週より4mg/kg、生後4週より6mg/kgで投与を行う.
・フェリチン高値(300ng/mL)の場合には投与しない.
Reference
1) 新生児診療マニュアル 第5版
2) NICUマニュアル 第5版