早発乳房 - まとめ

 

臨床症候
・多くは1-3歳頃に乳房発育のみの発育がみられる.
 

臨床検査
LHRH負荷試験
・前思春期のFSH優位の示す.

LH, FSH
・夜間睡眠中の血中LH, FSHのパルスはFSHに明らかなパルスを認める.

エストロゲン
・エストロゲンは通常低値を示す.

 

 

管理
・無治療で経過観察する.
・思春期早発症の初期とは明確に鑑別できないため, 3-6か月に1回, 外来で経過観察する.
・軽度の思春期早発症を発症することがあるので, 思春期開始まで経過観察した方がよい.
 

予後
・多くは自然に乳房腫大は消失して, 正常な思春期が出現する.
 ・多くは2-3年で消失するが, 軽度腫大したまま持続することがある.

最終更新:2015年03月12日 19:42