臨床症候
・微熱や頭痛, 倦怠感といった前駆症状がムンプス耳下腺炎の24時間前までに先行することがある.
耳下腺炎 (流行性耳下腺炎)
・ムンプス感染症の多くは耳下腺炎をきたす.
・約1/3の患者は明らかな耳下腺腫脹が認められず, 無症状か上気道炎症状が主となる.
精巣炎
・思春期以後の患者では精巣炎を呈することがある.
・主な症状・徴候:
・高熱
・精巣の腫脹と発赤を伴う精巣痛
・精巣炎後には以下の臨床症候を認める:
・精巣萎縮: 30-50%
・生殖障害: 約13%
・不妊に至ることは稀
・
臨床検査
髄液検査
・ムンプス感染症患者の50%以上で髄液細胞数増加が認められる.
・髄膜炎症状を呈するのは10%未満